「こんな良い教室を考え出してもらいありがとうございました」

綾部市 認知症予防教室・3回シリーズ

綾部市の地域包括支援センターの事業で、10月から12月まで、毎月1回「認知症予防教室」が行われました。

高齢の方、どこかの役員をしておられそうな男性や、なんらかの活動をしておられそうな方たち、皆さんが畳の部屋に座布団で坐っておられ、お顔馴染みなのかなと、仲良さそうな雰囲気が伝わってきました。

毎回、教室のはじめに認知症予防の話や、スリーA方式予防ゲームの意味を解説させて頂きました。
足の具合が悪い方は椅子に腰かけておられるので、ゲームの体験では、リズムやお手玉回しなどの時に、隣の方と膝の高さが違うのでしたが、難なく協力しあわれて進みました。
月に一回なので、少し間遠な感じかなと心配しましたが、毎回参加される人数が減る事はありませんでした。とてもゲームを楽しんでくださいました。

終了後にアンケートを取られて、以下のように“まとめ”を送ってくださいました。

○ 性別

・男性(10人)
・女性(21人)
・ 計 31人

○ 年代

・ 60歳代以下(0人)
・ 60歳代 (7人)
・ 70歳代 (19人) 
・ 80歳以上 (5人)

○ 参加されたきっかけは何でしたか。(重複あり)

… 認知症予防に関心を持っていたから(17人)

… 人に誘われたから (4人)

… 役員をしていたから(9人)

… その他(サロンスタッフ4人)

○ 印象に残ったことはどんなことでしたか

… 笑顔で判りやすく接することの必要性。

… スリーA予防教室は楽しくて素晴らしいと思った。

… 予防の基本的事項について説明がほしい。

… 年齢を問わず一つのゲームに夢中になれ、とても楽しかった。

… 出来なかった人にも声をかけることが大切だと思う。

… 人に優しく接すること。

… 豊里太鼓がおもしろかった。

… 人の集まりの中でのゲームの楽しさ。

… 自然に身体から笑いが出てきて、心すっきり、とても気持ちがよかった。

○ 認知症への理解を地域で広めるために、どんなことが必要だと思われますか 

… まず、それぞれの町区での学習、理解者を増やすこと。

… 認知症という病気の教育の受講。

… 他人のことと思わない気持ちの醸成。

… 老人クラブの会合で話題、実践に移したい。

… 認知症の方はどうしても引きこもりがちですが、こんなゲームを通して、皆の中に入ってこれるよう優しい誘いかけが必要。

… なるだけ大勢の人が寄って話し合うこと。

… 一人でも多くの方の研修。

… 大勢の人が機会があるたび参加すること。

… 自分から出て行って話しかけが大事である。

… 小地域でのサロン活動。

○ 全体を通しての感想をお聞かせください。 

… 参加者が楽しく学習されたことがよかった。資料があればなおよかった。

… 参加者は比較的元気な老人が多いが、来たくても来れない人への対策も考えてほしい。

… スリーAを厳守して規則正しい毎日を元気に過ごしたいと思っています。

… 脳の活性化にとても刺激になりました。

… 研修を受けるごとに楽しく学習していくことで人との交わりを深め、自分も元気になれると思います。

… これからの課題として、長続きするよう、楽しんでいただけるよう考えていきたいと思います。

… こんな良い教室を考え出してもらいありがとうございました。

… いろいろ詳しく教えていただいて集まりでやってみようと思いました。

… 自分だけでなく家族、地域で楽しい時間を持てる機会を作りたいです。

… 参加させていただき本当に良かったと思います。

… 理論と実践の両方を学べ、良かった。

綾部市でのアンケートの中には、
「こんな良い教室を考え出してもらい ありがとうございました。」
と、記してくださった方がおられました。
これは、スリーAの創始者増田末知子先への直接メッセージですねぇ。
参加してくださった皆様も同じお気持ちだと思います。増田先生にお気持ちをお伝えします。

地域包括の方から次のようなメッセージもいただきました。

早速こちらの一般高齢者向けの健康教室や、老人クラブの集まりで、ゲームを取り入れています。

地域で活用していただいて、とても嬉しいです。有難うございました。(高林実結樹)