8号 機関紙を振り返って

「ちよネット通信No.8」 2007.2.1発行 A3両面二折

この号には、大見出しがなく コラムで、理事長の
“今年初めての「ちよネット通信」を発行するにあたり一言ご挨拶“

最近は世界的に認知症に関する医療・研究が目覚しく進んできました。有難いことです。

テレビでも早期発見や予防を取り上げるなど、想像もできなかった変化です。

しかし早期発見をして、何を行うかが問題です。薬物療法は誰にでも100%効くわけではないようです。先進的な研究者も「ニコニコして体に良いことをしなさい」とおっしゃいます。ニコニコして体に良いこと、これこそ私たちが勧めているスリーA方式による笑い声の絶えない脳の活性化教室ではないでしょうか。

私たちの予防教室に通ってこられる方たちはもちろん、見学に来られる役所や事業所関係の方たちも、ゲーム体験を一つの輪になってしますと、声をあげて笑われます。「こんなに笑うなんて何年ぶりだろう」と皆さんおっしゃいます。笑いの効用ゲームでは自然に体を動かすので、全身と頭の体操になります。

新薬と、優しさのシャワー、楽しい教室、この組み合わせで、どんなに効果が上ることでしょう。私たちはますます自信を持って、認知症予防教室を広げる運動を継続したいと願っています。

どうか私たちの活動にご理解、ご支援をお願い致します。
(高林実結樹)

そして
「八幡あたまの体操教室の報告」
<八幡市の事業として、2005年7月から「スリーA方式認知症予防教室」を私たちNPOが受託して行い、それに続く、認知症予防教室の取り組みが始まりました。八幡市の社会福祉協議会が、市から委託を受け、特定高齢者を対象とした認知症予防教室を、15回開講されるように根付いたのです。次期教室からは社会福祉協議会が独自で運営されることを願って、NPOから毎週2名がアドバイザーとして参加しました。>

「第二期木津教室が始まりました」
<2005年4月のNPO独自の木津認知症予防教室を開校してから1年半を経て、第二期を開校。その様子>

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
2,3ページは、私たちNPOの講演会・教室に取り組んで下さった方々や、シンポジウム記念冊子の読後感想を寄せてくださった元看護学校教師の方など、私たちの活動に、外側から大きな応援を頂きました。

* 認知症予防講演会に取り組んで
<兵庫県立のじぎく会館で行われたNPO法人地域福祉会あぁす主催の講演会の様子です。290名予約を受けていたにもかかわらず、当日は339名の大講演会、参加者は和歌山、堺、松原、姫路、川西、西宮、尼崎、その他多くの近隣地域からの参加者があったこと、講演会後のアンケートは7割の方が出されたことも書いてあり、そのアンケートは紙面の都合上掲載されていないが、読み返したい。また、最後に、“講演会で大きな知恵と勇気と励ましを与えて貰いました“と結ばれていますが、私たちこそ、この活動の大きな力添えと感謝です。>

* 友愛ホーム第2回目の教室
<NPO法人友愛ホームさんは、私たちの立ち上げ講演会からのお付き合いで、最初のミニ講演会を同ホームで開催して超満員の嬉しい悲鳴を上げたことを鮮明に思い出します。その最初の講演会の会場での、小さい和やかな雰囲気の教室の途中経過です。この教室には、NPOより1人スタッフを派遣していました。
2010年現在、NPO友愛ホームさん運営の小規模多機能施設での認知症予防教室ならびに、静岡でのスリーA指導者研修会を受講され、教室を何回か経験した方が、市の認知症予防教室の責任者を務められていて、公私の予防教室を担当されました。認知症予防へ大きな力を発揮されていることは、大変嬉しいことです。>

* 与謝野町で認知症予防講演会を開催して
<与謝野町は、加悦・野田川・岩滝の3町が合併してできた町。加悦町で2005年からスリーA方式による「もの忘れ予防教室」を実施されていて、それを全町で実施することになり、啓発講演会で呼びかけた報告。>

* 再会〜与謝野町にて〜

* シンポジウムの記録(認知症予防教室を増やすために)読後感
<この記録冊子は完売してしまいましたが、「認知症予防に賭けるNPO法人「認知症予防ネット」の熱意を継承していきましょう」と結ばれています。>

コラム「母への関わり」
<「母と桜草」の抜粋です・・・認知症発症して2010年で8年目の97歳母は、記憶力は落ちていますが、笑顔で家庭で暮しています!スリーA指導者研修会での学びに 感謝>

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
4ページは、いつもの事務局からのご案内のほかに、ぽえむ をご紹介しましょう。

やさしさのシャワー
やさしさのシャワーって
寂しい心に寄り添って
あなたはひとりじゃないわよと
あなたのことが大好きよ
いつもここで待ってるわ
だから元気でいてほしい
そんなささやき心の耳に

やさしさのシャワーって
目と手を合わせて抱き合って
ようこそ、お待ちしてました
やさしくほほえむ口元に
少しだけでもお話がしたい気持ちになってくる

やさしさのシャワーって
この前とても疲れたときに
お疲れさまの声を聞き
あったかいお茶のゆげ
くもっためがねのその奥の涙がきらっと光ってた

どんな人にもそんなとき
やさしさのシャワーがここちよい
(赤松)

* 活動報告
広報:8回 提言:2回 講演:11回 教室:多数
* 今後の予定:講演:4回 教室:3教室各毎週一回

会員募集・シンポジウム記録冊子・調査研究報告書の申込・ちよネット通信購読者募集・編集後記

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「NPO法人地域福祉会あぁす」さま主催、兵庫県のじぎく会館の講演会には、インターネットで呼びかけた私の友人達4名が来てくれて、初めてお目にかかる方も居て、記憶に残っている講演会です。その中のお一人が、川西市で「認知症予防ケアグループきらら」を立ち上げられて「認知症予防」に取り組まれている向井さまで、活動の一端は、この後の通信にも寄稿してくださっています。
(文責:福井恵子)