合宿型認知症予防教室 再開の時期は

城陽市では、「物忘れ予防教室」が2月、3月に2回ずつ、計4回シリーズで行われています。この教室は今年で4年目になります。
城陽市からの委託事業で、“まごころ城陽グループホーム”様が開催のお世話をしておられます。

始めの頃は、市役所から担当者が教室の様子を見にきておられました。実地の教室に参加されたあと、今では任せきりのように参加されません。恐らく、合格、効果あり! と認めてくださったのでしょう。
なにしろ参加者皆さんがイキイキなられて自分も周囲に広げようと、覚悟を眉宇に漂わせ満足されて終了、お別れするのですから。

「物忘れ予防教室」世話係りの二人の認知症専門の若いケアワーカーさんが、4回終了後に当NPO事務所に来て、感想文を置いて帰られます。私もお二人とディスカッションをするのを楽しみにしています。

お二人と今年話し合ったのは、世の中全般の認知症予防の動きと、今後のあるべき方向性についてでした。

本家本元の、静岡のスリーA予防教室の初期に行われた発病軽度の方を対象とする合宿型教室が、今では行われなくなって久しいこと。
その頃は専門教育を受けたケアワーカーが存在しなかったにも関わらず、困難を押して合宿教室が行われ、高い成果をあげていたこと。
今では認知症ケア専門のワーカーさんが各地にいて、グループホームが全国に多数(GHは全国に約1万箇所設置)展開されている。ケアワーカーが大勢育ったにもかかわらず、合宿型の教室が再起できないままであること。
この事実はまことに惜しむべきであること…、と3人は思いを共有したのです。

私はこういう話を語り合える日を迎えたことが嬉しくて、老若3人(老は私です)の意見が一致したことに、胸ふくらむ思いがして、ずーっと感慨にふけりました。ほんとうに完全に共感しあえたのですから…。

若いケアワーカーさんと意見が一致した私は、二人を見送ったあとも、晩までニコニコしていました。(%ニコ女%)(%ニコ女%)(%笑う女%)

(高林実結樹)