認知症予防教室が綾部市に誕生しました

「元気いっぱいスリーAひまわり教室」

 スリーAに心を寄せて頂いている皆様、京都の北部にまた一つ新しい教室が生まれました。
福知山のお隣(JRで10分)の綾部市です。

 綾部市のスリーA活動は、これまでにもNPO法人認知症予防ネットを招いて3回の連続講座が開設され、それを聴講された綾部市豊里地区老人クラブ連合会の会長様から、老人クラブで、是非教室をやってみたいから、とご要望があり、高林理事長さんにも一日足を運んで頂き、その後3回に亘って福知山から、老人会の役員さんにゲーム指導に伺ったこともありました。
 ゲームの道具なども全て取り揃えられています。
 「老人クラブが主催する予防教室は、日本で初めてですから頑張って新しい歴史を!!」
と再三お願いし、期待していた2010年まででした。

 今回の綾部市とのご縁は2011年1月28日私達の「脳いきいき元気アップ教室」を綾部市福祉保健部 保健推進課 保健推進担当の保健師さんと管理栄養士さんが見学に来られたことから始まりました。
 「綾部でもやりたい」
 「是非やって下さい。全面的に協力しますよ」
とお約束してからの綾部のすばやかったこと!!
 4月1日には、綾部市からスリーAチャレンジに依頼状が届いて、5月25日に高林実結樹理事長と村岡が参加した 「認知症予防講演会−優しさのシャワーで認知症予防を−」(参加者69名)、が開催され、引き続いて認知症予防教室スタッフ養成講座が始められました。

 養成講座は6月29日、7月11日、26日、8月10日、24日の5回、各2時間30分を村岡の講義と内田智美さんのゲーム指導と言う形で行いました。最終日の8月24日は、教室の運び方やスタッフの役割、茶話会のシミユレーションのためにスリーAチャレンジのメンバー、四方美代子さん、岡田和子さん、村上久子さん、塩見宣子さんにも参加協力して頂きました。
 受講生の方は、綾部市社会福祉協議会で養成されておられる“生活・介護支援サポーター(ゴールドサポーター)”という高齢者の生活をサポートする講座を受講された方のなかからの希望者が22名。良く訓練された方達で、さすがに飲み込みも早く動きもきびきびと頼もしい限りでした。
 教室の名前は「元気いっぱいひまわり教室」、ボランテイアスタッフの会のニックネームは「スリーAひまわりの会」です。養成講座修了後自主的に何度かの自主講座を経て、福知山の教室へも4人ずつ2度見学に来られました。
 24年の1月13日から3月27日までの週一回の12回のシリーズでいよいよスタートです。始めにお約束していたとおり第1回目は内田智美さん2〜4回目までを村岡がゲームリーダーとしてお手伝いしました。
 
 お仲間さんは2名の男性を含めて15名。,22名のボランテイアさんは柔らかで自然な優しい物腰と笑顔が素敵。3回に2度程度の参加で、お仲間さんとの人間関係が日増しに濃くなって、教室は日を追って和気藹々となっていくのがよく分かりました。
 毎回、4〜5人の綾部市福祉保健部の保健師さん達も参加されて、綾部の「元気いっぱいスリーAひまわり教室」は生まれたばかりの赤ちゃんとは言え、見事な健康優良児ぶり、すくすくと危なげなく育っています。
 担当の保健師さんは教室が終わった後の反省会でもお仲間さん一人一人のご様子を詳細にチェックして、これで良かったか、と反省を促し、目的に添った意見がお互いに遠慮なく交換され、一段ずつ上を目指して仲間意識もよりいっそう緊密になるという厳しくも優しいリーダーぶりです。

 意気軒昂な教室は、今年の豪雪も何のその、雪が降るという天気予報も押しやってお日様を引っ張り出し、同時進行をしている福知山の「脳いきいき元気アップ教室」がその翌日に40センチの積雪のためにお仲間さんが3人も4人も出てこられなくなってお休みされる、と言う悲喜劇が繰り返され、福知山では、「何で−??」と、はてなマークがしきりで悔しがっている有様です。

 現在のところゲームリーダーは3名程度、5回目からの自立した教室を是非見せて頂きたいと楽しみにしています。

 2012/02/06 福知山市認知症予防の会・スリーAチャレンジ 村岡洋子