2月21日、年金友の会山城ボストサークル“2月に学ぶ「認知症予防教室」” 京田辺市会場に参加しました。
郵便局で年金を受け取っている方を対象にした「年金友の会」は、誕生して1年ほどの若いサークルだそうです。
京田辺市の会場は、山城田辺郵便局の直ぐ隣の「京田辺市社会福祉センター」の二階、20名の参加者で始まりました。
八幡市(3回目)のときと同じように、理事長の講演内容は、自分の体験談、認知症予防運動に入ったいきさつやスリーA方式の認知症予防の効果などの総体的な話しでした。居眠りする人は一人も見当たりませんでした。
ゲームは、椅子だけで輪に座って始まりました。主催者の郵便局長さんもゲームの輪の中に入ってくださいました。
時間の制約が有るので、1〜10、1・2・3〜、グーパー体操、かたつむり、お手玉回し、ドジョウさんゲーム、最後は、シーツ玉入れでした。
ドジョウさんゲームは、三人の方々に「はい!」の号令役をしていただきました。これは大変盛り上がるゲームで、今日も皆が大笑いされていて「久しぶりに笑ったわぁ~」とか「楽しかったねぇ〜」と口々に言われていました。
シーツ玉入れは、丸く円形に裁断した布(初めは本物のシーツで作っていましたが、講演・予防ゲームの体験を繰り返す内に、シーツでは薄くて破れてしまったために、織目のしっかりした布で作りました)の中に、ボールを落とし込むポケットが二個ついています。二チームに分かれてボールを自分の陣地のポケットに入れて競うゲームです。
このシーツ玉入れの目的は、布の端をしっかりつかむ・布を上下の上げ下ろし、揺らして、自分の陣地のポケットに入れたり、相手側には入らないように邪魔をしたりと競争心と協調精神をはぐくみ、活気・握力を取り戻してもらうものです。畳の部屋で座っていても、椅子に腰をかけていても、人数の都合で立ってやっても全身運動になります。全員でボールの数を大きな声で数えますので、勝負が付くと勝ち組も負け組も、みなの顔は紅潮して笑いあい、身体は汗ばんできて、脳も身体も活性化されたと実感できるゲームです。
今日は小さいシーツでしたので、周りを詰めて並んでいただきましたが、真剣勝負でされていました! 片方にたくさんボールが入ってしまい、三個しか入らなかったチームはとても残念がっておられました!
アンケートは全員が熱心に書いてくださり、お開きになりました。
閉会後、多くの方々の関心が続き、理事長は質問攻めにあっていました。
以前からスリーAを知っていてくださる方や、グループホームを知りたいという方も居られて散会後にはそのお話もできました。
認知症予防ネットの目標は日本中に「ポストの数ほど予防教室を!」ですので、ポストの本家の郵便局での、このポストサークル企画に不思議なご縁を感じ、これが波及して、全国各地で広まれば・・・この目標に少しでも近づけるのではないかと夢をふくらませました。
今年度は今日の五回目を最後に、この企画はおしまいですが、来年度も宜しくとのお話がありましたので、次の地区は何処になるのか、まだスリーAをご存知でないところに企画されますように、祈りながら帰りました。
(運営委員・福井恵子)