福島県原発事故強制避難住宅でスリーAゲーム

2013年5月17日午後2時〜4時

福島市上野台運動公園仮設住宅で、飯館村から避難されている方々へ初めてスリーA方式ゲームでのお見舞いに参りました。強い風の吹く肌寒い一日でした。

全員で13名の輪。自治会長黒一点、福島ではスリーAのスの字もご存じなくゲームでのお見舞いも型破りで初めて。何が始まるのか不安げな皆さんでした。

手指ゲームでは、笑いの渦は起こらず、私が緊張していたのかと反省しながら、お隣とのソフトタッチのリズム運動2拍子で大爆発!みなさんの笑いが止らない! 

3・4拍子も自然に大笑い。お手玉回しでは、4枚剥ぎのお手玉が珍しいと、裁ち方の質問を受けました。どじょうさんの号令かけを順にやって頂き、シーツ玉入れも大はしゃぎ、じゃんけんタスキとりゲームでは、一番物静かな方が優勝!

お茶の時間には、美味しい野蕗の煮物と三度豆のお浸しを頂きました。

「腹の底から笑うってこのことだ、久しぶりに笑ったなぁ〜」と全員笑顔でのお茶の時間。二時間前の私は、ゲームの道具を背負い初めて降りた駅にはタクシーもなく、途方に暮れていたことが嘘のような素敵な時間になりました。

ここでの話題は「除染作業」。
モデル地区で庭や農地を5cm深さではぎ取ってまだ足りなくて5cm追加ではぎ取ったが、10cmもはぎ取られたら、農業としては成り立たない、家の周りはどうなるのだろう?取った土は何処に運ぶのか?など。村では寒暖差があるので美味しい作物が出来たのだが、帰る見通しが付かない…。今いる此処で野菜を作りたいが、気候が違うのでやれるかどうか〜など帰宅可能になるまで色んな心配が尽きないようです。

帰りには駅まで自治会長さんが車を出して送ってくださいました。感謝。

運営委員 福井恵子