柴田さんは、長野県松本市から、気仙沼仮設住宅に支援物資を届ける友人森田さんのお手伝いに同行して下さり、スリーA脳活性化ゲームと研修会に付き合って頂きました。その感想文を寄稿して下さいました。感謝! (運営委員 福井恵子)
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気仙沼でのスリーA研修に参加して
長野県松本市在住 柴田史子
仮設住宅で生活されているみなさんからの要望の品をまとめ、ひとりで長野県南小谷から宮城県気仙沼市まで届けようとしていた友人森田さんのお手伝いが少しでもできればと、出発の2、3日前にご一緒することを決めました。
日程は、2013年9月3日〜8日まで、行き先は東北、やることは森田さんのアシスト…これで気軽に出かけました。
しかしそこには「3・11」と「スリーA」という大きな2つのフラッシュの洗礼を受けることとなりました。
4日:岩手県大船渡市の「サポートセンター(おたすけ)」でのスリーA方式脳活性化ゲームでは、私自身が初めて体験することなので、まわりを気遣う余裕もなく“これはえらいところに入ったのかも”と内心あせりを感じました。
“おたすけ”ではスリーA脳活性化ゲームが「健康教室」として毎週継続していくそうで良かったです。
5日:気仙沼市唐桑のサポート三人グループさんとの本格的な学習会(スリーA研修)では、少しでもたくさん吸収しようとする人と、ノウハウを惜しみなく伝えようとする先生との熱い濃密な時間が流れていました。
やっとここまで来て少し様子が判りかけてきた気がしました。
6日:キングスガーデン(ケアハウス)では、ようやく参加している方たちの表情を見ながら、動けるようになってきました。施設長さんが素直に声をあげ手を動かしているのを拝見して、ステキな方だなぁと感心しました。
7日:ご近所の方々とのゲームが一番むつかしいと感じました。ごまかしがきかないからなのでしょう。
松本に帰って、スリーA方式リーダー養成講座講義録を読みました。長い年月と深い想いの重なりの上に、あのリハビリゲーム(スリーA脳活性化ゲーム)があるのだとわかりました。森田さんの心をとらえたわけがここにありました。
認知症についての講演会、学習会はたくさん開かれていますが、さて明日からどうするということが具体的に判ることは少ないです。でもスリーAを体験すると、お互いに具体的な目標や希望を持てると感じました。
ありがとうございました。
福井先生方のこれからの一層のご活躍をお祈りしています。