「頭がぼーっとする、治してほしい」と訴えた母の声が、30年たった今も耳から離れない。認知症が中途半端でも良い、少しでも改善できないかと願い、求め続けて10年後に、その願いを叶えてくれる認知症予防ゲーム「スリーA」の教室に出会った。その時は、これだ世界に一つの希望がこれだと、固く信じた。それから予防の広報活動を始めて、20年が経過する。

認知症の人が400万人、500万人と増えて来て、やっと認知症予防に人々の目が向くようになった。認知症からの引き戻し、少しでもの改善、できれば予防を、この願いは少しずつ確実に拡がって来た。

この度の京都新聞の記事が、「スリーA」を知らないで苦しんでいる人々の目にとまって、役立つことを切に祈っている。(高林実結樹)

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(運営委員 福井恵子)