2014年第二回東北支援の旅、3

気仙沼活動
2014年2月8日

ボラ宿・若芽さんのお部屋をお借りして、南郷婦人部の方々。
10時に5人集まられて、誰かと誰か・・・などの声があり、待っていたら「10時になったけれど始めないの?」としびれを切らした方に促されて開始!
1〜10、難しい1〜10、1・2・3〜数え歌、グーチョキパー、カタツムリ、茶つぼ、グーチョキパー、リズム運動(2・3・4拍子)お手玉回し、どじょうさん、頭文字「に」の付く言葉を順番に。じゃんけんゲーム。

おぢゃっこは、ボラ宿さんの薪ストーブで焼いた焼きイモ、駄菓子。

「冬籠りをしているおばちゃんたちを連れだして〜」とおばちゃんの子どもが言うように、籠っていたからか途中のお喋りが尽きなくて、ゲーム運びに支障が来たしましたが、一つのゲームが済むたびに大笑いをしてお喋りして、大笑いをして〜〜の繰り返しですから良いでしょう!

笑って笑って、おばちゃん(失礼!私も含めて)たちの話しが可笑しくてほっぺたがだるくなりました。
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8日午後 牧沢テニスコート住宅

こちらで正式にゲームをするのは初めてでした。僻地の仮設住宅で有名なので、訪問は再々しています。お話し好きなOさんは風邪と疲れでダウン中とかですが、ほぼ二週間になるかなぁ〜と。

今日の参加お仲間さんは、比較的お若くて、珍しく男性主導でした!
卓球台を真ん中にして、その1を始めました。1〜10、難しい1〜10、1・2・3〜数え歌、グーパー、かたつむり、グーチョキパーまでして、乗って下さっていたので、輪になって頂きました。

その2のリズム運動はさすがにお若いので、全てGOOD!!お手玉回し、ドジョウさんは最初から大盛り上がりでした。ドジョウさんは皆さんに「はい!」の号令を言って頂きました。

じゃんけんゲームも皆さん最初から勝ち気満々でした。優勝者は年長さんでした。リボンは7人でしたので35本、少ない本数は寂しいので、普通は1本1万円ですが、大きく1本10万円!350万円いま手に入ったら何に使いますか?!何と「全部馬券を買います!」一発勝負が大好きだそうです。そのインタビューの時の嬉しそうな無邪気な笑顔は素敵でした。

おぢゃっこしている間に、雪が降ってきて大慌てで帰途に着きました。

写真のように、坂道はゆっくりゆっくり進みました。明日の朝は大変だろうなぁ〜と呟くM氏でした。その夜から大雪警報が出た気仙沼でした。

9日、大雪警報が解除しないまま、M氏の迎えの車で松崎柳沢仮設住宅へ。こちらも初訪問の住宅です。

行き着くまでに雪道で苦労がありましたが、助ける神があり無事に10時に到着しました。住宅の中の道路は除雪されていて、気持のよい住宅でした。聞くと6時集合で除雪作業をして、つい先ほどお茶で休憩していま、解散したところだよ〜と。

今日は疲れていてそれどころではないのか?と心配がよぎりましたが、誘いあいで三々五々お集まり下さったのに感激でした。24軒の住宅中9名の方々が参加されて和やかな素敵な雰囲気でしたが、24軒中9人がお連れあいを亡くされた方と聞きました。

とても楽しく進み、最後のじゃんけんゲームでの優勝者は、優勝賞金が入れば「毛糸を買いたい!」でM氏が〜〜サプライズプレゼントに毛糸が出てきました。編み針やら編み方のプリントまで入っていて大喜びでした。

写真のピエロは集まって作ったそうです。アクリル毛糸4玉があれば出来るんですよ〜と見せて頂きました。お土産に買いたいがと申し出しましたが、売らないんだよ〜ボランティアに来て下さった方へのプレゼントだそうで、私も素晴らしいピエロを頂戴しました。
他に、トイレットペーパーに被せるお人形、たわし、ストラップ、飾りなども(天井から)ぶら下げているのがそうです。器用な方々が多いようでした。アクリル毛糸をお贈りする約束をしました。

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大雪警報の中、東京からの応援部隊8名とO隊長にボラ宿でお会いして、スリーA広報にチラシを配りました。
その後、母上の認知症を心配された方と、優しさのシャワー談義を
しました。ゲームをしていても気にならないから、傍にいるものの関わり方次第では穏やかに過ごせるよ〜と話しました。
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番外 教育講演会
臨床心理士の早川先生の講演を聞かせて頂きました。真剣なママたち。
メモだけですので、短い言葉ですが、高齢者への関わり方にも参考になるので、羅列します。
・ママたちは情報があふれている、忙しいのもありいっぱいいっぱい大変な思いをしている
・子たちよりママたちの参考に
・顔の表情の写真を見せながら(怒り・笑顔・悲しみ・戸惑いなど)この表情の裏には「願い」がある
・願いがかなわないときに、表に表情として出る
・鏡を見ながら自分に問いかける〜どうしてこんな顔をしているの?
・鏡を見て、自分を振り返るだけで楽になる
・感情が心の表情
・大人は顔に出さないようにしている
・表情に表すのが健康
・何かを思うことを我慢させる、子に強制してはいけない
・素直に出すのを認める
・快感・不快感の表情=どちらも体験が必要
 快感=成功体験がわくわくする
 不快感=怖い経験を恐る恐るやってみる、駄目なら不快感
・家庭で満足ばかりだと、集団の中に入ると、満足できないことで不快感が爆発する
・自由にしているのは大切
・成功体験の無い場合=どうせ何をやっても駄目な感情になる、嫌、不安、寂しい、緊張
・大人が言葉(メッセージ)で伝える、子どもが安心して、言葉を覚える
・メッセージを伝えると不安は少なくなる

・どういう気持ちでいるのか、不安感を共感してくれる人に話す
・友だちとのトラブルは、あなたを守りたいので「本当のことを話してほしい」、嘘なら守れない
・泣きたいときには沢山泣くように
・大人は子どもより怒らない、不安がらない、泣かない、怖がらない。大人が子どもより泣くと子どもは泣きやんでしまう。一緒に泣いても泣きやむ。子どもが泣くことを止めてしまう⇔自由に泣けない

・深い息、呼吸を深くすると、血圧低下、脳活性化、7秒鼻から吸い、10秒口でゆっくり吐く、肩を上下して良い
・動作法=掌で部位(土ふまず・足首・膝・掌)にぴったりくっつける7秒間、力を抜いて10秒間ふぁ〜〜。ハグの時にも、ハグ〜ぴったり7秒〜ゆっくり10秒かけて力を抜くように
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深い息をする、ぴたぁ〜っと自分の掌で足首を7秒間、力を抜きながら10秒間、ゆっくりな時間を持つことで自分を取り戻して行けます。

講演のなかで、早川先生が子どもの足首に掌でぴたぁ〜っと7秒間、力を抜いて10秒間を繰り返すうちに、その子は、寝息を立てていたそうです。素敵ですね。

先生の講演には、スリーAの「優しさのシャワー」と通じるところがあり、良い時間を過ごせました。

この旅の一番の目的は、同行者がインフルエンザでダウンをして、叶えませんでしたが、次にはきっと良い思い出にしたいです。

2014年東北支援の旅、第2回目の3はお終いです。
(運営委員 福井恵子)