認知症予防ネット・多賀城市 筑波裕子

8月の初めに大阪、東京と数日間旅してきました。
その中で経験したスリーAのことを記してみます。
帰宅後の数日間は感動がまとまらずに渦巻いていました。

8月2日に福井先生と川西市のスリーA体験会に参加しました。
本場関西のスリーAはどのようにしていらっしゃるのか興味がありました。
認知症予防ケアグループきららという,もう何年も前から地域の複数個所でスリーA実践していらっしゃる大先輩グループです。

この体験会は、お仲間さんになってスリーAを体験する会でもあるし、
リーダーさんがリーダー実践を体験をする会でもありました。

じゃんけんゲームでは途中リボンが2本しかない時もあったのに私が優勝しました。
思わずイエーイ!! とガッツポーズ、初めて優勝の喜びを体験できました。
思ってもいなかった優勝は文句なしに嬉しいです!!

きららさんは毎回ブロクに記していらして、「記録を残す」という大事なことを続け
ていらっしゃいます。
「継続は力なり」、素晴らしいグループパワーです。

偶然その晩泊るホテルの近くで興味あるナイトセミナーがあるのを前日の夜遅くに見つけました。
畑中一成さんがfbにシェアしてくださったのでした。
2日の成り行きでどうなるかわかりませんが、参加できたら嬉しいなと思っていたら間に合いました。
初めて畑中さんとお会いして 良いことを各地で広げようとしている力をここでも感じ、頼もしく思いました。 
本当に不思議なご縁です。

5日には東京のフォーラムにも行ってきました。
初めてお会いする高林先生、そして韓国で実践をなさっている佐々木先生、発言をなさった小林先生、ベターケアの編集者さん、
皆さんパワフルでステキでした。 感激でした。

佐々木先生は韓国の報告の中で
「1時間のスリーAでは上手くいかず、2時間に延ばしたら集中できて上手くいった。」とお話くださいました。 
どうして時間を延ばしたらお仲間さんが集中できて良いスリーAの時間になったのか?普通は時間を延ばしたら飽きてしまうのでは? と気になり後でお聞きしました。

答えは、お仲間さん一人ひとりに目がいく時間の余裕ができたからだそうです。
きめ細かく的確な声がけができるようになったということでしょうか。 ナルホド!

エビデンスが足りない? 医学的検証がこれからの課題? 
医学的データよりも生活の質のほうを優先する・・・それは御本人の人生をより考えたサポートになると思います。
これだけ各地で良い効果が出ているスリーAを私たちはしっかり記録します。
認知症関係の担当者や「お偉いさん」は是非見て、体験して、感じてほしいです。

フォーラム前半で私の隣の方は在宅介護をしていらっしゃる杉並区の方でした。
もっとお話する時間があったら体験会のことなどお知らせできたのに残念でした。
困っている方は沢山いらっしゃるのです。

今までの自分のようで何処か違う、なぜか上手くいかない、頭がボーっとしているなど、自分に自信を失くしている方にどのような言葉がけが心に響くのか?
後半のゲーム実践中の声がけに対する高林先生の深い思いはスリーAの真髄だと思いました。 
以前ブログに書きましたが、リーダー研修後の初めての福井先生の実践見学(1月11日)で感じた、「傾聴の大切さ(被災者のしゃべりたい気持ちをどう受け止めるか)、言葉がけ、対応の妙」
と通じるところです。

大事なことを大事だねと確認できた「フォーラム」に参加したことは宮城でトロトロしかできない、でも止めない私には大きな励ましでした。
「失敗してもいいのですよ」と言って下さった高林先生のお言葉に
頑張っていた余計な力が抜けて、帰りに握手していただきました。
私とスリーAを繋げてくださった、お友だちともお話できて元気が出て、嬉しかったです。 他にもラフター仲間でスリーAの大事さに気づいている方々とも再会できました!
うまく日程がとれて行けて良かった! そんな思いでした。

注:認知症予防ケアグループきららへのリンクが貼り付けられません。
左横のリンクに、きららさんのリンクがありますので、
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