新春一番の特筆報告は、滋賀県蒲生郡日野町役場の認知症予防に対する密度の高い取り組みです。
日野町の総人口は約22,000人で、高齢化率が滋賀県内で高い方から5指に入ろうかと言う地域です。
以前から「スリーA」予防ゲームの有効性を滋賀県内で先立って実施しているところから聞いておられたそうで、平成26年度事業として、リーダー養成講座を企画されました。
一般向け広報で受講の募集をされたところ、なんと83人の応募があったと聞きました。
町役場の包括支援センターからの委託を受けて、社協さんが主催される講座です。
ご依頼を受けて、当NPOから講師派遣を行っています。カリキュラムは1講座2時間を5講座で修了です。講師は週に3回、毎回午前午後と2講座を担当します。ところが全講座数は25回になります。これは大勢の受講生が5講座全てを、受けられるようにとの細やかな配慮で、日程が組まれたからです。講座内容を繰り返して回を重ねながら、新しい内容を加えていくのです。欠席した場合は、都合の良い日に受講ができるのです。企画者の熱意が伝わってきます。
東京でも北海道でも、滋賀県でも沖縄県でも、どこも驚くほどの一致点は、受講生さんが食いつくように、居眠り一人もナシの熱い目で受講してくださることで、感動します。
認知症予防ゲーム「スリーA」は、本当に、どこに行っても待たれている、そのことを何時も、強く、感じます。