福知山市のボランティアグループの活動

5月は、どこも総会が行われて、総会月間のような趣があります。当NPO法人の総会はこの5月21日ですが、その前の今日5月15日には友好団体、福知山市認知症予防の会様(任意団体)の第8回総会の、記念講演に招かれて、驚嘆して帰ってきました。

代表の村岡洋子さんとは、高齢社会をよくする女性の会・京都で知り合って以来の関係で、四半世紀に及ぶ知己です。お互い実母が認知症であったことが発端で、それぞれが認知症予防の活動に入って久しく、福知山市でグループを作られて本格的活動にとりくまれており、お手伝いに何度か伺いました。

目標は市役所との協働を考えられ、ついには担当者の心を動かす事に成功され、公民協働で、本格的にレベルを揃えた認知症予防教室を複数回実施されました。が、数回の実施後、担当者の異動で終止符が打たれたようでした。

そこで諦めないのが女の執念でしょうか。今日の第8回総会で聞かされた事業報告は、ボランティアの任意団体の粘り強い活動が、全市域に隈無く拡大されていることが報告されました。初めは行政の担当者の理解を得るのに苦心惨憺であったものが、今日の総会に出席された来賓は、なんと京都府・福知山市社協・福知山市民生児童委員連盟・福知山市人権推進室長・福知山市福祉保健部兼高齢者福祉課等々の肩書きを持たれる公人が8人も列席されて、祝辞を述べられたのです。

認知症に予防はあり得ないと言って、認知症予防という言葉を発してはならぬと厳しく厚労省の担当官から叱責を受けた事がスタートとなった私としては、今日のこの福知山市での任意団体の総会の来賓の肩書きを見て、祝辞を聞いて、少なからぬ感慨にふけったのです。ここまで努力を怠らずに活動を継続された「福知山市認知症予防の会」の代表と、一致団結日々怠らず活動を継続してこられた60人からスタートしたボランティアさん達に、大賛辞を捧げずにはおれませんでした。よくもまあ、不快な事もあったでしょうに、今日を迎えられて、さぞかし本望を達したと思っておられるでしょうに、「最初の頃の目の輝きを失ってきたのではないか」なんて反省が飛び出たのでした。
そのようなことが有るものですか!!!

私は自分の番になって一番にその反省への反論から話しを始めました。8年も経ったら少々はマンネリにも成るだろう、新鮮みも薄らぐだろう、しかし今、初心に立ち返って貰っては困る! 少々のことはフォローアップ研修で目の輝き、新鮮な思は倍増できる、今までの貴重な経験という財産に磨きをかけてそれを基盤として、上へ、上へと伸びて欲しい。と言うような思いを切り口にして、効果的なゲームリードのコツを、参加されたボランティアの皆様に目の輝きが弱ったならば目薬となるように、とゲームリードの仕方を、一遍で覚えて頂きました。

結構汗をかくほどの初夏の、気持ちの良いお天気に恵まれた一日でした。
素晴らしいボランティア団体、福知山市認知症予防の会の皆様に栄光あれ・・・、でなく、栄光に満ちあふれた目の輝きを見せて頂いた総会でした。今後については、何の不安も無く、晴れ晴れとした思いで帰宅の途につきました。