認知症への、認知症予防ゲームへの、偏見打破

2009年に講演やフォーラム等の活動の地域が、東京から沖縄県まで1都、2府、10県に拡がったと、WANに報告したのでした。
2016年には北海道から沖縄県まで、41都道府県に拡がっています。全国展開をと念願してきましたが、自治体の数の問題ではありません。日本一国の問題にとどまらないと思っているからです。

韓国には既に韓国支部が誕生して、拡がっている報告を聞いています。同志社大学への中国からの福祉専攻の留学生が、故国へ持ち帰りたいとゲーム経験を積んでおられます。日本語テキストは、アメリカやカナダへも個人的には届いています。

テキストを読んだだけのご家族が、認知症のお父様と指遊びから始めて、言葉集めゲームでも家族と楽しい時間を送られた、というお便りも頂きました。ゲームの真髄だ、コツだと、必ずしも有効な方法が取り入れられていなくても、ひととき楽しい思いになるだけでも良いのです。
その意味で私は、気楽に楽しむ派、コツを追究して有効性を高める派、いろんな派閥が存在して良い、どのような派閥もOKと言って推奨しています。中には聞くもビックリのおかしな癖に凝り固まっていく教室も聞きますが、その地域においては無いよりはずっとずっと良い教室だ、外出先があるだけでも閉じこもりを防げるから良いではないかと、嘆く人を慰めています。

そういう凸凹社会環境の中で、不足しているのが、偏見打破の努力です。
リーダー養成講座の講師を目指す方たちを含めゲームリーダー当事者が、ゲームに絡めて随時自然体で行なえるように、意識化できるように教室内や、講演での偏見打破の手引き書を作りたい、と考えています。