法人設立以来12年目の平成28年11月27日、東京都千代田区一ツ橋にある日本教育会館で日本認知症予防学会主催の「認知症予防専門士」研修会が開催されました。
研修会の実習・実技部門で「みんなの認知症予防ゲーム」が初めて講座科目として取り上げられ、当法人の中村都子副理事長が実技を担当させていただきました。
研修会の受講生は、認知症予防に高い関心をもって、関連施設等において実務経験のあるプロの方たちです。
このゲームに実際に接するのは初めて、ということで、目を見開いて適不適の観察・一つずつのゲームの意義を、余すところなく吸収されたそうです。なかでも一番印象深かったのが、認知症の気配が見られる高齢者に、ゲームの上達をはかるのではなく、「グーチョキパー」と称している腕の運動の、加速の付け方によって全員をほとんど同時に振り落とすような計画的な働きかけを必要とするゲームの実技、その意義・解説に、「こういう考えは初めて」という感想の報告を受けました。
中村副理事長談
初めて認知症予防専門士研修会のアクティビティの講座を任されたので緊張しました。12名の受講生さんを受け持ち、ゲームの紹介、経緯等を伝え、この日は13種のゲームを実施しました。受講のみな様は緊張されていたと思いますが、初めてのことで大変勉強になりました。