大阪市城東区での講演会

11月16日、大阪市城東区の区民センターで、城東区認知症予防推進連絡会・城東区地域包括支援センター連絡会ほか2団体の共催による、
「認知症であっても住み慣れた我が家、この町で過ごすために、城東区民ができる・区民しかできない“みんなの認知症予防”」
という長いタイトルの講演会にお招きいただいて行ってきました。講演会は2部式で、認知症サポート医の高田淳先生による、認知症の基本的なお話があって、そのあとを担当させていただきました。
次のようなレジメを用意していったのですが、440人というご参加皆さんと対面した途端に、レジメとは異なる切り口で、話を進めさせていただきました。学問的な内容とは打って変わって、実生活に根差した体験談からの話ですので、皆さん共感しつつ納得されて、予防ゲームをどのように行うか、脳の機能が正常な一般の方と、衰えが進みつつある方、発症しておられる方、つまりレベル混在で地域で暮らし続けるための「みんなの認知症予防ゲーム」の使命、およびその実践者となって頂きたいという願いを、しっかり受け止めて頂いた手ごたえを感じることが出来ました。当日配布して頂いたレジュメを、以下に貼り付けます。共生社会を実現させるのは誰だ? 市民だ、区民だ、家へのお土産にゲームを覚えて持って帰って、家族と、ご近所さんと、間違えても大丈夫だから、一緒にやってみてくださいと、心を込めてお願いしました。

認知症予防とは 認知症予防ゲームとは
2017年11月16日(木)
於・城東区民センター 
主催:城東区認知症予防推進連絡会 城東区地域包括支援センター連絡会 
一般社団法人大阪市城東区医師会 城東区居宅介護事業者連絡会(ジョネット)
二部:講師:髙林實結樹(NPO法人認知症予防ネット理事長)

1)早期発見は家庭で、市民力で、意識の改革で
2)認知症予防は、拒絶や排斥ではなく、共生の基本理念
3)市民にできる、市民にしかできない、非薬物療法の「みんなが共に楽しめる予防ゲーム」を、レベル混在の教室で行う
4)レベル混在教室であってこそ、認知症を持ちながら暮らしやすい社会を構築する基盤
5)「みんなの認知症予防ゲーム」は認知症対策であると同時に、介護者を筆頭に、気力が衰えた人、ストレスのある人みんなに有効