大阪市内の老健に伺って

6月1日(金)、「介護老人保健施設 えきさい大阪」デイサービスセンターに伺って、利用者さん23人に「みんなの認知症予防ゲーム」を楽しんで頂きました。

何年か前に、広島や栃木の老健のデイサービスに伺ったことがありますが、3か所とも、利用者さんの体調には、ずいぶん違いがあります。
今回は認知症の方は少なくて、要介護2程度の方が多く居られるとお聞きしていましたが、椅子から自力で立ち上がることが出来ない方や、片手の麻痺が強い方が、大勢おられるように感じました。

手や足がご不自由な方が何人もおられる・・・。私の乏しい経験からですが、身体状況が低下しておられる方が多くても、レベルの如何に関わらず、皆さん一緒にゲームが楽しいものだと感じて頂くのが役目と思っています。そのために動きの見本を少しだけして止めたり、5段階加速をさらにスローモーにしたり、とにかく皆で一緒に昔の童謡を歌いながら、手を動かしてリズムに浸って頂くように心がけました。

例えば3拍子のゲームならば、優しいほうだけにして、次の難しいほうは止めて、4拍子に進めました。職員さんの言わず語らずの上手なフォローのお陰で、皆さんリズムにしっかり乗られて、活発な方たちは大きな声で歌っておられ、満面の笑み以上に、体全体が笑顔になっておられるように感じました。

私の自己採点では合格と思ったのですが、職員さんの観察で、「みんなの認知症予防ゲーム」が不採用ということになるやもしれず、一抹の不安はありました。不合格では紹介してくれた人に申訳が立ちません。

最後にジャンケンゲームでお別れして控室に戻りました。控室に来られた職員さん三人が、リボンの8の字巻きを覚えようとされ、結局箱いっぱいのリボンを全部8の字巻してくださいました。この熱意がゲームへの合格証でなくて何でしょうか?
リボンを巻きながら、「皆さん、楽しそうでしたねぇ」と言われたので、私はひそかに合格だな、と思いました。