食堂に行けば梅干しとキムチが選べる「故郷の家京都」の、デイサービスセンターに、ボランティアで受け入れて頂いて、二年が経過しました。デイサービスのご利用者さんとは、すっかり打ち解けた関係です。職員さんにゲームリードを覚えて頂くのが願望ですが、仕事で手いっぱいのようです。
しかし、昨日施設長、センター長とご一緒にお話しする機会を頂いて、2階の特養部門に短時間のお見舞いにゲーム訪問が出来ることになり、早速デイ教室の終了後に伺って、ゲームを30分ほど楽しんで頂きました。
皆さん個室にお住まいで、集会室に遊びに来ておられるようでした。
全員がゲームを楽しまれるには、体調など問題もありますが、昨日ご参加の方たちは、30分ほどでしたがゲーム各種が進むにつれて、興味深そうな方が半数以上と多く居られて、少し慣れてくださりそうな期待を持って、お暇しました。
デイサービスでも全員参加は難しく、ましてや特養なので、楽しんでいただけるのは人数では半数か、まだよくは分かりませんが、受け入れて頂いただけでも先ずはよかったと安堵しました。
敷地内の別棟ホールに飾ってある額の数々を見た者として、腕をこまねいてはおれません。閉め出されないかぎり、なんとか親善と健康回復のお手伝いをさせて頂きたいものです。
国家的な親善とは違って、何十年と言う辛苦の末に、「暖かな日向ぼっこを少しご一緒しませんか、」という気持ちです。偽善とか、憐憫とかでなく、子どもの頃に泣いている幼い歳下の子を抱き起していたあの自然な気持ちと同じです。椅子にじっと座って黙っておられるのが穏やかで最高なのではない、他人と少しの交流、ほのかな人間同士という触れあい感情の動きを、ホンの少し10分か、20分とかでも、ほっこり浸って、また孤独の時間に戻られても、ハートの血流が少しでも良くなりはしまいか、認知症悪化予防の効果となりはしまいか、そういう時間をすこしだけ提供できたら有り難い。
これは認知症専用のデイサービスに、2年間通って得た感覚からの願望です。