5月21日の八幡市松里ふれあいサロンには、3月にオープンした町内最初のグループホームから3名のお客さまが来てくださいました。若い職員の方が自動車で連れてきてくださいました。

「町内の広報板をみてきました! 参加してもいいでしょうか?」
「大歓迎ですよ〜〜!」

ちょうど、ちぎり絵をしていたので、加わっていただきました。参加者に書いてもらう名簿に進んで記名する方、ちぎり絵に夢中になるかた、ボタンの花の塗り絵を見て、昔居た自宅のボタンの花の話をしてくださる方・・・初対面では認知症とは気が付きませんが、ちぎり絵に直ぐに飽きてしまわれて、ボーっとして職員さんに促されて紙をちぎってもらわれます。珍しい姓だったのでご出身地をお尋ねしたり、お仕事の話をしたり、自己紹介はちょっと難しいかな?名前を言うことはできるとお聞きしたので、指体操・リズム・お手玉回し・じゃんけんゲームをしました。

全員で27名の大きな輪になりました。最初にお客様の紹介をしてお名前を言っていただきました。いつものサロンの方々も大きな拍手で歓迎です。皆さん、優しい!!

1〜10の数数え、私の正面に3名、両端に職員さん、大きな輪なので声が通るか心配でしたが、聞こえています。手を出して広げています! 親指から順に数えています! 理解と判断、聴覚・視力OK!です。

右手の親指を折っての1〜10・・・理解されています! 折っていますが、途中から苦笑いしながら最後はパーになってしまいました。お一方が途中で断念しましたが、大丈夫ですよ〜やりましょう〜って声をかけましたら、素直にやってくださいました。職員さんにはあらかじめ「やれなくても教えないでくださいね」と申し出ましたので、気になりながら横をちらちら観察しながら、お仲間さんの写真を撮りながら、ゲームを楽しんでくださいました。

いつものサロンのメンバーのほうが出来ない人続出(^^;;;「難しくてやれない!」というのが頭に入っているせいなのでしょうか?? でも賑やかに大笑いしながらも楽しんでいらっしゃるので、こちらも脳活性化になっています。

1・2・3〜5の数え歌・・・同じように数え方の違いで苦戦しますが、楽しくしていただけました。

グーパー体操・・・お客さまがた、右手をパーにして前に出し、左手グーにして胸、繰り返し〜〜理解しています。正面に居る私の手の方向(鏡に写って左右逆)も間違わずにされました。歌も大きな声を出してくださいます! 職員さんもホッとされています。

出した手をパーからグーにかえての、グーパー体操、これも理解されてパーにした手を慌ててグーにする方、いつもの参加者ともども賑やかに楽しい時間でした。

かたつむり・・・歌はGOOD! 新種は出来ていましたが、いいのよ〜私のお隣の方が、「私を見ないで〜〜」って???

時間の都合で、グーチョキパー、お茶つぼは抜かして、

リズム運動、二拍子・・・
自分の膝をちょんと打ち、右隣の左膝をちょん、自分の膝、左の人の右ひざちょん、自分、右、自分、左を続けます。「ウサギと亀」の歌を歌いながら全員上手でした!

三拍子は…
自分、右の次に、自分の前で手をちょんと打つ、自分、左、自分の前で手をちょんとうち、自分、右、ちょん、自分、左、ちょんの三拍子。

歌は「ふるさと」です。手をちょんと打つだけでこんがらがりますが、お客さま、ちょっと戸惑いましたが、最後はリズムに乗って終了

お手玉回し・・・
「ひとつとって廻してください」とお手玉を廻します。一人の方がひとつでポンポンと手の甲に乗っけて遊んでいます!

ルールは、左の掌にお手玉を乗せて、自分の左膝の上に置きます。右手で上からお手玉を「掴んで右へ」と右の人の掌に置きます。自分の持っていたお手玉は、右の人に回ります。

掴んで右へ、掴んで右へ、と延々と廻しますが、途中で「お猿の籠や」の歌を入れます。えっさえっさえっさほいさっさ、おさるのかごやだほいさっさ・・・歌に乗って、お手玉も右へ右へと廻ります。一番が終わると「換えて」で、左の掌の上のお手玉をサンドイッチのように挟んで右の膝に置きます。左の手の上にあったお手玉は、右掌に置き換えられました。

次に、左の手で上からお手玉を掴んで左へ、左回りになります。掴んで左へ、掴んで左へ、お猿の籠や(一番)の歌を入れて、延々、掴んで左へ、掴んで左へ・・・お客様たち、初めてなのにしっかり左に廻せます! お猿の籠やの歌を歌いながらだと、ちょっとこぼしたり、でも、拾って素早く左に廻します! グループホームでの生活リズムが整っているようです。

これなら「換えて」入れても良いかな?と入れてみました。
まず右回りから〜〜「掴んで右へ、掴んで右へ、替えて、掴んで左へ、掴んで左へ、掴んで左へ、替えて~~~~」左の手で掴んで左の掌に置けなくてこぼれたりするのはありましたが、おおむね順調です。27名の大きな輪なのに、溜まったお手玉は最高が三個でした!大金持ちは出ませんでしたが、3個の大金持ちがでました!

輪の中央に箱を置いて、お手玉を投げ入れます。箱に入った数が少なかったので、そちらを数えました。い〜ち、にぃ、さん…全員で数えます。じゅう…27引くじゅうは、17

ドジョウさんあそびのルール
左の手で親指と中指を合わせて田んぼを作り自分の左膝に置き、右手の人差し指をドジョウに見立てます。田んぼでドジョウは元気よく遊びます。退屈になったので、右となりの田んぼに遊びに行きます。皆で数を数えながら「はい!」の号令と共に、ドジョウは逃げて、田んぼはドジョウを捕まえます。大笑いをして元気が出る遊びです。時間が有れば、代わり番こに号令を掛ける役を交代して、一回り出来ればうれしいですね。

一番しっかりしていると思われた方に「号令を掛けていただけますか?」とお願いしましたら、頷かれたのですが、なかなか号令が出ずに、お隣の職員さんが促されたら小さな声で「はい」と言っていただきました。皆でよく出来ましたと大拍手!

お客様ばかりに目が行きましたので、いつもの参加者にも号令をかけてもらいました。号令はかけたのですが、捕まってしまいました!
大笑いのうちにおわり、時間が迫っていたので、次のゲームへ。

じゃんけんたすきとりゲーム、
100本強しかないリボンでしたので、一人三本、お客さまには2本追加のサービスで始めました。

ルールは、最初はグー。ジャンケンポン、勝てば、相手から1本頂き、三人の違う相手とじゃんけんをする。
次は全部貰う…次々と負けていく人、なんと残り三人はお客さまでした! 福祉委員さんには、参加者に華を持たせたいから必ず負けてほしいと常々お願いしているので、うまく負けてくれたようです。
三人で一発勝負、一人負け、優勝決定戦です。優勝者はリボンを沢山首にかけて「あついわ〜」

職員さんも夢中になっていて、写真を撮るのを忘れていた〜と慌てて真剣にじゃんけんをしているお仲間さんを写していました。

27人が3本のリボンとして皆で何本ですか?81本…ここでも簡単計算を入れます。

最初に負けた方に「お待たせしました、今の心境は?」「じゃんけんは三回というのに、ルールを無視して四回して、勝った分もなくなってしまいました〜」

最後に優勝者に「1本1万円として81万円も突然そのお金をいただけたら何に使いますか?」の質問に「そんなお金は入りません!」きっぱり言われてしまいました。

職員さんの感想を聞かせていただきました。
・楽しそうにしていたので喜んでいます。
・地域密着を目指しているので、また来させていただきます。遊びにも来てくださいね。
・リボンは手芸に使うものだと思っていたのに、こんな風に使えるんですね〜勉強になりました。
・認知症の方々へのかかわり方もよく知らないので教えてください〜
・レクレーション担当で、どんなものが良いのかを発表しなければいけないんです、今日のゲームを是非取り入れたいので、遊びに来て教えてください。

我が家から直ぐ近くの開設間もないグループホームで、スリーA予防ゲームをレクに使っていただければと考えていたので、とても良いつながりが出来て喜んでいます。近いうちに遊びに行きます。(運営委員 福井恵子)