吉田病院主催スリーA方式認知症予防ゲームリーダー養成講座2回目

6月9日は、奈良市にある吉田病院主催の、スリーA方式認知症予防ゲームリーダー養成講座5回シリーズの2回目でした。新たにお二人が参加されました。
皆さん熱心に学習し、自らも楽しみ、大きな声で呵々大笑されて、部屋の外まで笑い声が響き渡っているのではないかと思うほどでした。

終了後に、初回に紹介していた韓国のデイケアセンターで行われた第1期教室2回目の実録ビデオを皆で鑑賞しました。短縮編集された8分ものです。字幕の入ったものが手もとにないので、映像を見て頂きながら詳しく解説をしました。
レベルが揃えられていないので、認知症が進行している方もおられ、中には自己紹介の声も聞えないような小声の方、リズム感を失っておられる方、ルール説明がまったく理解できていないような方、隣人のルール違反を厳しくとがめ立てする方、そういう方達のお相手をしているスタッフは、笑顔を絶やさず、優しさ溢れる声かけで、ゲームを進めておられるのです。涙ぐましい思いがします。

教室の回数を重ねて、どのような変化がみられるかの映像はありません。それで、私が補足説明をしました。

隣人に怒っていた方は、「このゲームは勝ってもよし、負けてもよしなんですね」と穏やかに言われるようになる、自己紹介が出来なかった方は、はっきり皆に聞えるように言えるようになられる、皆が明るく、仲良く人間関係が改善する等々、後日談もお話しました。

職員さんが駅まで車で送ってくださる道すがら、韓国に渡ったスリーA方式認知症予防教室と、大学での取組に、感動しておられました。

この楽しい中に自然に元気と意欲が回復していく認知症予防ゲームが、全国に拡がることを願っています。貴女(%笑う女%)(%ニコ女%)も貴男(%笑う男%)(%ニコ男%)も、この脳活性化ゲームのコツを覚えて、認知症予防運動に協力してくださいませんか!

高林実結樹