速報:福島市花見山公園・東松島市でのこと

2012年6月9〜10日
第7回東日本復興支援バスツアー(パラソル喫茶)に参加して

以下、理事長宛に昨夜帰宅直後メールでの報告をそのまま掲載します。
・・・理事長は「生の声」が良い!とのこと(^^;

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高林さま

今夜は眠れそうにないので ちょっとだけ報告

・福島市花見山公園で、東海桜・桜の木の植樹

 NPO花見山公園を守る会が、
 原発被災者・借り上げ仮設住宅の方々を支援、
 居場所つくり、農業での自立を促す などをされている
 花見山は個人私有地で何人かが集まって持っている山
 高齢になって 山を管理できなくなった方の山を開墾し
 桜の植樹などをするのを 被災者の方々の自立のために
 作業を一緒にしている

 此処の代表者の考え方が素晴らしくて 被災者たちの居場所に
 自宅を開放、支援品の取次ぎ、バザーなどの収益などなど
 親を亡くした子供の支援金にもしている・・・

 
 活動部隊の責任者の言葉
 今の私たちは、話を聴くのみ・・・要らんことをしたら叱られる

 行政から、高齢者の一人暮らしの支援も頼まれた

 話し出したら きりがないので ツギ!

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・東松島、東名駅近くのグループホーム「すみちゃんの家」代表者の
 話を 東名の隣の駅、野蒜駅舎で聴きました

 東名地区は津波が来たことがない地区、高齢者は 逃げようとしなかった

 しかし、地震のとき電信柱が
 「縄跳びの縄のように びゅ〜んびゅ〜ん揺れた 尋常じゃないと 逃げる準備をした」

 グループホームやデイサービスの人たちを避難させて
 孫を迎えに行ったり、走り回ったり 一段落したら 
 私はガタガタ身体の震えが止まらず動けなかったが、職員に渇を入れられ
 高台の小学校の校舎にたどり着いた。

 避難所は 一段下の体育館と言われて
 体育館に逃げた住民多数、ホッとするまもなく
 身体は ファワ〜と浮いた・・・波が 体育館まで来た、三度来た
 体育館の水が引いた後、助かった人たちは 
 人を踏まないように 校舎に向うのが精一杯だった・・・

 孫が「寝ている人を起こさないで良いの?」と何度も言った

 教訓・・・高台から下りない!

 小学校の児童を全員帰さないで守った校長も 他の地区で居る

 町長さん、お医者さん、自分のことより ほかの人のことを
 気遣って 居なくなった・・・町長さんのお蔭で 助かった人が何人も居る

 つい最近、自分のホームで「お茶飲み会」をしたら
 16名集まってくれた・・・
 元職員だった一人が泣きながら「私の一族で45人亡くなった」

 いま、みんな 不安で押しつぶされそうで 帯状疱疹が出る人が多い 
 
 当地区は 未だに地盤沈下している・・・3・11直後は お墓はあったのに
 今は水没した、時々地震ではないが、ドン! 短い不気味な音がする
 地盤の中で 岩でも落ちているのではないかと 感じる

 元気で居るのは「隣町の炊き出しボランティアをしていたから・・・」
 直後は何もすることがなかったので、そこにある材料で 炊き出した
 人の役に立っていることが元気の元!

 ・・・「認知症の方々へ役に立っていると思ってもらえるように工夫する!」
 同じことだと感じました、私・福井が三回も行かせて貰ったのも同じです 感謝!

 次にやりたいことは、野蒜駅舎の一階を使っても良いと了承されたので
 被災者たちの働き場所にしたい、小物を作って売ったり、
 当面は パラソル喫茶をやって 被災地を見に来る他地区の方への
 自分たちがお茶の接待をしたい
 ・・・私たちも話を聴きながら、美味しい淹れ立ての珈琲を戴きました(^^;

今回の報告、書き出したらきりがないが、書きます。

今夜は これまで・・・木曜日には完成させます!

 福井恵子
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6月10日 真夜中に帰り着き、眠れぬまま書きましたので 読みにくいでしょうが、
ありのまま 心に頭に残ったものです。