七夕の織姫のように、一年に一回、お伺いしているサロン。
お仲間さんが集まって下さいました。福祉委員さんと学生1名。総勢16名。
お仲間さんに新人さんがいらっしゃるとのことで、左の方のフルネームを聞き覚え言い、自分のフルネームを言う自己紹介をしました。間違わなく順に言って下さいましたが…こちらのサロンでの特色のひとつは珍しい姓が多い!一度お聞きしただけでは覚えられない!私は、お名前を言われたらすぐさま「○○さん宜しくお願いしま〜す!」と喜びと初めましての意味を込めて大きな声で言うのですが…聞きなれない姓はもう一度聞かなければ言えない(^^;;;、または、間違って聞こえて言ってしまう。情けないほど耳も遠くなっているようです。「鈴木さん宜しく!」と言えば「違うよ〜すすきさんだよ〜」次回からは名札を作っていただかなくては。
自己紹介をフルネームで言うことってありませんでしょう?そうだそうだと頷いてくださいます。新鮮なことと受け止めて頂き、最初のゲーム「指折りの1^10」、1から10まで数え終えてすぐ「上手に出来ました〜〜ぁ」と大きな声で褒めますと、半数の方が笑い、苦笑いの方も半数。「こんな簡単なことで褒められてもなぁ〜」と言われた方もいました。「でも次が難しいんだよ〜」と次の展開を思い出されました。「では難しいほうに移ります」もう慣れているのかあまり笑いも出なくて真剣です。初めての方おふたりが、少し戸惑っておられましたが、笑顔でやり通されていましたので、嬉しかったです。
次々とゲームを進めて、午後3時に…主催者さんが「お茶にしましょう〜」。途中で休むと私自身の気力が途切れるので…困るのですが〜お茶も嬉しいので[^^]。お茶のつもりが「3月なので、筍も手に入りましたので〜」と若竹汁・菜の花のゴママヨネーズ和え・ちらし寿司のご馳走でした![^^]美味しく美味しく頂きました。
そのまま代表者Hさんが「人権推進委員会」に参加したほやほやの情報を聞かせて下さいました。それは認知症の人の人権を大切にしなければならないとのことでした。誰にでも生まれてきたときから人権がある。認知症は病気。バカにしたりいじめたりはしないように。
話がどんどん進み、H氏は私が東日本の被災地へスリーAでのお見舞いに行っているのをご存じで、その話も出て、復興の進んでいないことを話しました。仮設住宅に入ったら安心ではないのか?との質問も出ました。遠くにいるとやはり他人事にしか考えられないんだと津波被害の大きな現場をみて、足がすくみ声も出なかった最初の衝撃が蘇ってきました。
ご馳走と認知症の人の人権についての話が進み、約束の時間が来てしまいました。織姫のように年に一回と言わずにまたお会いしたいですね、とのご挨拶をしましたら、次回は6月にと嬉しい話しが決まりました。
体験してくれた大学生が「交通費宿泊費など全部自分で出しますので、次に東北・被災地に行かれる時に、私を連れて行って下さいませんか?何かをしたいと考えていたのですが、現地に行くつてもなく、話しを聞いて行きたいのです」と。私たちもなかなか縁がなくて行けない状態でしたが、縁って不思議なことで繋がっていくのですね。今回のこのご縁もきっと良い方へ動き出すことでしょう。
若い方から被災地に行くときに同行させてくださいとの申し出は二人目です。5月の福島行きが決定しているので、その前後に気仙沼への予定を話しました。両親と相談をして日程など合えばお願いしますとのメールのやり取りをしました。ご一緒できるように嬉しいお申し出でした。
もうおひと方は、東京在住の方ですが、お勤めをされているので、5月は移動などで落ち着かない時期なので、またの機会にとのお返事でした。彼女とも必ず一緒に出かけたいと日程を合わせて行く予定です。
男山団地のそこここに植えられている「こぶし」が満開、桜も日当たりの良い枝には、ちらほら咲きだしているなかの帰り道は、軽やかな足取りでした。
運営委員 福井恵子