性的虐待について、この数ヶ月間、ネットワークを駆使し、情報を集めてみましたが、
モデルとなる取組みはどうやら日本国内にはなさそうです。
これだけ「虐待」への取組み強化が叫ばれているというのに、
「虐待」のネットワークが各地で整えられつつあるというのに、
資料をよくよく見てみて、いつもがっかりします。
「身体的虐待」「ネグレクト」「心理的虐待」に限定されているからです。
「性的虐待」はないのは、なぜでしょうか???
2年前、ある学会の「虐待」の分科会に出席しました。
そこでは、あるNPOの代表の方がパネリストで出席されていました。
なかなか白熱した議論が展開され、たくさんの課題も出されました。
でも、やっぱり「性的虐待」については誰も、ひとことも、触れられなかった。
子ども関連の学会レベルでも、です。
ところが、その学会では、終了直前に、ハプニングが起きました。
シメに入ったところで、大御所が登場し、壇上に向かって渇!
「なんで誰も性的虐待について触れないんだい!!」と。
会場は一瞬シーーーンとなり、そしてざわざわ・・・壇上は沈黙・・・
まさに鬼気迫るとはこのこと。今思い出してもすごかったなぁ。。。
大御所の先生は会の終了後私のところにやってこられ、
「あんたもねー、会を立ち上げたんならやらんかい〜。立ち上げるだけなら誰にでもできるんだよ!」と、渇!
言葉だけ書くと、とんでもなくキツイですが、この時のあの大御所先生の表情は、
あったかさに満ち溢れていました。
それこそ、「愛情のムチ」でした。
昨年、お亡くなりになられた大御所の先生に、報告できないのが本当に残念なのですが、
いよいよ、ようやく、『性的虐待について共に考える会』を発足します。
「タラタラやってんじゃないよ!」と天国から渇(%雷%)入れてくださっているかも(%ニコ女%)