昨日、QWRCさんと11月27日に行う【kirala会員交流会】の打ち合わせでした。
実は、QWRCのゆやまなおこさんに、ゲストトークで登場していただく予定にしています。
スタッフの方々と、膝を付き合わせた充実した情報交換ができました。
QWRCさんも9月から相談活動を開始されていますが、今はスタッフの皆さんの手弁当で
その活動が支えられています。
スタッフの中には、他のNPOでDVや児童虐待にかかわっていらっしゃる方もあり、
前々から一度お目にかかりたい会だったため、思いもかけない出会いに歓喜しました。

話題の最後は、お決まりのコースのように、NPOの運営の話に。
私たちの共通するテーマが「性」なのですが、「性」について悩む人に対する事業となると、
対価を得ようとすることそのものが、はじめから無理な相談です。
(裏社会の「性」、つまり性産業については、商業ベースにきっちりのっかっているのですけれど・・・)
はじめから資金の余裕がない人たちが集まって始めることが多いのも共通点で、
でも整うまで待っていたんじゃいつまでたっても始められないから、
「できることから何かやろー」と見切り発車しているのも、これまた同じ。
計画が無謀だと言われればそれまでですが、目の前の人は待ってはくれません。
じゃ、始めたらなんとかなるのか???
「なんとかなる・・・かも、かな?、なってよ」と言うある種ノーテンキさも
私達の業界には必須条件みたいです。

ゴンゾーさんが書かれていらっしゃるように、既存のサービス形態で自分が望む支援を
求められる人たちは、経済的にかなり余裕がある人でしょう。
そして、経済的な問題が解決すれば支援を受けられるかと言えば、そうでない人たちもいます。
社会の抑圧や偏見により、社会制度さえも利用できない人もいるのです。
子どもならば、お金の問題も当然ありますが、それ以前に大人の援助がない限り、
社会制度を一人で利用することもできません。
家族から被害を受けている、家族さえも自分の悩みを受け止めてくれない、
そんな人たちは、行き場がないのです。
まだまだ支援の手は足りていません。援助側の運営資金の問題もとても深刻です。
でも、手を休めるわけにはいかない。
話をすればするほど、出口のないトンネルをウロウロしている気分になります。
でも、方法論は違っていても、同じ方向を向いている団体とつながることで、
何かが生まれるような気がします。

重い話をさんざんした後ですが、新しい&嬉しい出会いに、
すっかり冷たくなった秋風に、気持ちよく吹かれて帰宅しました。
帰宅後、お風呂に直行(%音符1%)
きもちよかったぁ〜(%ニコ女%)