今や『ロリコン』はすっかり市民権を得ました。
昔は、ひっそりと楽しんでいた人たちが、堂々と『ロリコン』を主張するようにさえなりました。
それには、インターネットが大きな役割を果たしています。
これまで入手することさえままならなかった画像が、いとも簡単に入手できるようになり、
欲望に対する制限がなくなり、さらに刺激の強いものを求める人を生み出しました。
同時に、非現実の世界が現実のものへと変化してきました。
今や、インターネットは『ロリコン』の人にとって、需要だけでなく供給する媒体となったのです。
それが、子どもを狙う事件の多発の一因と考えられます。
しかし、だからと言って、「インターネットが全て悪い」と結論付けても、本質的な解決にはなりません。
「悪質な性描写」の取り締まりも必要でしょう。
けれど、「臭いものに蓋」をしても、時間が経てば形を変えてまた世の中に現れてきます。
いたちごっこです。
ところで、アダルト情報は、実は悪いばかりではありません。
利用することでどんどんあおられ、それが性犯罪につながっている場合もありますが、
一方で、満たされない性欲の捌け口となり(要するにガス抜き)、逆に性犯罪の抑止力に
なっている側面もあると、ある著名な犯罪心理学の先生は述べておられます。
どうやら、性犯罪が起こる背景には、別の原因もあるようです。
つづく・・・