先日から、コメントに非常に深い内容を入れていただいています。
Qooさん、花クラゲさん、ありがとうございます。

「性犯罪」について、キララ☆ネットでも、もっと深く掘り下げた議論を
展開しないといけないのかなぁ、
ひょっとして世間はそれを求めているのかなぁ、と感じています。

実は、このNPOブログでは何度か話題になっているテーマです。
「スティーヴィー」
「加害者が被害者であるということ〜スティーヴィー再考〜」

kiralaには、親や教師や友達から性的な暴力を受けたたくさんの子ども達から
相談が入ってきます。
その声に耳を傾けていると、なんとかしなければ、という気持ちは当然起こります。
じゃ、何を?と考えたとき、「こんなことが起こってるのですよ」と世間に知らしめるのが、
まずは先決なのかな、とも思います。
社会が、その存在に気づかないことには、対策など打てるわけもないからです。
そして、ただただ放置されている子ども達の救済もできないからです。

そうは思うのですが、いくら個人を特定できないように加工したものであっても、
具体的なケースを書けば、もっと訴えられるとは分かっていても、
なかなか書けるものではありません。
「事実は小説よりもすさまじい」ということくらいしかお伝えできません。
だけれど、子ども達のことは、なんとかしていかないと、と思う気持ちは日増しに
大きくなります。
世間の人には、性犯罪の本質を理解していただきたいと思っています。
今世間一般でとられている「防犯」の対策では、性犯罪者・加害者や予備軍の人たちを
ただ追い込むだけで、本当に子どもが守られる仕組みにはなっていません。

「スティーヴィー」がいよいよ大阪で上映されるので、観にいこうと思っています。
監督さんは、どんな思いで作品化されたのか、世間一般に何を訴えたいのか、
しっかりと観てこようと思っています。