5月3日の毎日新聞によると、
熊本県教委と川崎市教委から相次いで、教諭による生徒への「わいせつ行為」があったと
発表されました。
いずれも中学校内において、部活動指導中に、教諭から女子生徒に対して「わいせつ行為」が
行われたようです。
本当に胸が痛みます。。。
川崎市のケース
熊本県のケース
熊本県のケースでは、学校の対応のまずさから校長、教頭まで処分を受けています。
それにとどまらず、市教委の対応の甘さに対する批判も。詳細記事
これまでと比較すると、責任の所在が明確になってきたと感じます。
遠かった夜明けが見えてきたかな。
川崎市は、これまでは被害者に対する配慮から、被害事実と教諭の処分を公表していなかったが、
今年度からは、懲戒処分の事実を原則公開し、再発の抑止につなげたいとあります。
「話し合いと反省を積み重ねなければ、不祥事は根絶できない。」(市教委)
話し合いと反省に、具体的にはどのように取り組むのか、そこに専門家が入るのか、
はたまた形式&表面的だけにとどまるのか・・・おおいに気になるところですが、
まずは「根絶」という言葉に拍手し、期待のまなざしを贈りたいです。
ただ、やはり、被害者への配慮は忘れて欲しくない。
被害者が学校生活をしにくくなるようなことは、絶対に避けて欲しいと切に願います。
事実を公表するということは、教師や保護者も事実に向き合うということです。
抑止と被害者への配慮は、時に相反的ですが、学校だからこそ、
子ども達の心の成長につなげる「教育」が可能だと思うのです。
子どもは、大人をしっかり見ています。
大人がわいせつ行為を「絶対に許さない!」という態度をどこまで示せるか、
被害者に対してどれだけ心を尽くせるか、
しっかり子どもが見ていることを、私たち大人は感じていきたいですね。