L・・・レズビアン
G・・・ゲイ
B・・・バイセクシュアル
T・・・トランスジェンダー(身体の性別にとらわれずに生きている/生きたい人)
I・・・インターセックス(生理解剖学上、男性・女性のいずれの性別にも属さない人、「間性」)

今日の研究会では、kirala理事の精神科医を講師にお招きし、
LGBTIについて学びました。

さまざまなデータをご紹介いただきながらレクチャーいただきました。
そのデータで明らかになっていることは、
当事者の人達はカウンセリングを受けたいと希望される場合が多いのに、
実際にはかなり敷居が高いようですし、カウンセリングや治療に行ったとしても、
心理職や精神科医から心無い言葉で傷つけられることが少なくないということです。
心理学、精神医学では、「セクシュアリティ」について、学ぶ機会が少ないということが
何よりの原因です。
すこーーーしずつですが、大学で「セクシュアリティ」について講義が行われるように
なってきましたので、ちょっとずつでもLGBTIについての専門知識をもった若手が
育っていっているみたいですから、嬉しい限りです。

そして、中高生は、自らの性別や誰に性的関心があるか、ということに自覚する
年齢なのですが、
自覚してもそれを自ら受け入れることが難しく、親や先生どころか、友達にさえ
話をすることもままなりません。
結果的に、ひとりで抱え込んで、孤独に陥る場合が多いのが現状です。
可能ならば、一人で抱え込んで、性別や恋愛・性愛の対象、生き方を固定してしまうのではなく、
なるべく自分以外の人達の性や生き方に触れ、
性と生き方の多様性を知ることによって、自らに内在されている多様性にも
気づくことができるといいな、と思います。
それは、自分自身の性別や性的関心を持つ対象に、これまで疑問も悩みも
持ったことがない人達にも言えることです。

人間の性は、とても多様です。
そして、生き方も多様です。
10代の頃から、お互いの性と生き方を尊重できるようになれるといいですね(%ハート%)(%ニコ女%)