知ってください!「いじめ」における性暴力の実態を・・・

子どもの間の性的ないじめにも書きましたが、
最近、子ども間のいじめに、性的な行為が見られることが増えてきました。
私が中学・高校時代にも、実際にありました。
私自身が見聞きした体験ですが、具体的に書いてみたいと思います。

・中1校外合宿の際に、7〜8人の女子が集団で一人の男子を全裸にし、性器を露出させ、「見えた」「きたね」「ちっせー(小さい)」などとからかっていた。
・中2のとき、教室内で、1年間ほぼ毎日、5人ほどの集団の男子が、ある特定の男子の衣服を脱がせたり、制服の上から性器を刺激し射精させていた。時にはそれを女子の目の前で行い、いやがる女子の反応を見て楽しんでいた。
・高2の修学旅行の男子の部屋で、男子が集団で、一人の男子のジャージのズボンを下げ、性器を露出させ、それを写真部の男子がカメラ撮影し、後日現像し、それをアルバムに貼り付け、その行為をした男子数名が女子に一人ずつ順番に見せて回り、それを見た女子の反応を楽しんでいた。

このようなことは、実は今も繰り返し子どもの間で行われています。
決して珍しいことではなく、kiralaの相談ラインには、多い日で一日2〜3件も
このような相談が入ってきます。
最近の特徴は、携帯のカメラ機能を悪用していることで、被害が拡大および長期化していることと、
インターネット・DVDなどの悪質な性描写を模倣するような被害が多いことです。

被害者がどれほど恐怖や苦痛を感じているかは、想像するのに難しいことではないと思います。
相談してくる子は、
「殴られたり蹴られたりするならまだ我慢もできる。これほど屈辱なことはない」と言います。

私自身の体験を見てもらってもわかるように、こういったいじめのほとんどは、
学校生活の場面で起こっています。
それは今の子どもも同じ状況です。

どうか、子ども達の被害の実態を知ってください。
そして、被害を感じた大人は、「ふざけの延長」などと悠長なことを考えず、即座に対応してください。
「死にたい」
そうつぶやく子どもは、少なくありません。

どう対応していいのかわからない場合は、どうぞご相談ください。