子どもの学校内でのセクハラ・性被害への「対処法」

学校内のセクハラ、性被害、いじめは「予防」が大事です。
根底にある「暴力」「支配−被支配」「排他性」の構造を形成しない環境作りが「予防」の第一歩。

一方で、「暴力」は完全になくすことは、残念だけれど現実的にはとても難しい。
「予防」も大事だけれど、「対処法」も大事。

「予防策」か「対処法」かの二者択一ではなく、
いずれも同時進行で、あるいはその道の専門家同士が手をつなぎ、
連携していくことがとても大切ではないかと思います。

今、子どもの世界では、スクールセクハラ、いじめの延長でのわいせつ行為など、
性暴力の被害が、学校と自宅(被害者宅・加害者宅)などで横行しています。
適切な対処が求められています。

(%紫点%)子どもの性暴力被害に対処するとは(%紫点%) 
被害をキャッチ→被害事実の確認→被害者への心のケア→被害を食い止める→加害者への働きかけ→被害者と加害者の関係調整(加害者から被害者への謝罪、被害者の気持ちを加害者に伝える)

適切な対処がなされないと、被害を食い止められないどころか、潜在化しより暴力が増します。
第三者の大人が介入しているのに、被害がなお続き、それがさらに輪をかけてひどくなった場合、
被害者はさらなる無力感を感じ、助けを求める手を引っ込めてしまうことになります。
命にかかわることにつながりかねません。
学校内で起こっている被害については、被害者だけでなく、加害者へのかかわりが
とても重要になってきます。

「予防法」と「対処法」について、共に学んでいきませんか?