「まだ早いんじゃないかって夫に言われたけど、でも知りたいから」
子育て心理学講座のある受講生が、参加した動機を話しておられました。
子どもの「性」を考える4回シリーズの市民講座の一幕です。
中に、上の子どもが小学高学年という方もいらっしゃいましたが、まだ幼児以下の子どもがいる人がほとんど。
連続講座に出席するのが大変な頃です。
子どもが熱を出した、ケガをした、おなかこわした、なんてことで、
予定していても思うようになりません。
そんな難関を突破して、全会出席された人が半分を超えていて、その熱心さには
感動を通り越して驚きました。
「今の若い母親は」なんて、誰が言えるでしょう。
わが子のことだけでなく、地域のこと、子ども社会全体、大人社会、日本のこと、
みんなで真剣に考えた4週間でした。
子どものこと、性のことを知るのに、「早い」なんてことはありません。
「知りたい」と思ったとき、それが最も適切な時期なのです。
それは、私達大人にだけ言えることではなく、子どもにとっても同じ。
子どもが「なんで?」「これ何?」って聞いてきたときがチャンス!
忙しいからと後回しにせず、子どもに知っていることだけでいいので、
自分の言葉で答えてあげてください。
その積み重ねが悪質な性描写の情報量をずっと上回れば、
子どもはどんな情報をも鵜呑みにせず、自分で判断できる力が育っていきます。
そんな日々の積み重ねのために、子どもに自分の言葉で伝えるために、
より正確な情報を伝えるために、
まずは大人から (%ニコ女%)