女性は産む機械?? Part2

「女性は産む機械」について、連日報道が繰り返されています。

〜テレビ番組から発言を拾いました〜

・政治家は騒ぎすぎ
・厚生労働大臣は例えの表現が悪かっただけ
・少子化問題を分かりやすく表現したにすぎない
・本当に女性を機械だと思っている人はいない
・なぜ「機械」と言ってしまったのか

その後の混乱振りを見ていて私が思うことですが、
世間話で、ちょっと保守的なおじさんがポロッと口走ったことの揚げ足を取って
言葉狩りをしているなら、そこまで言わんでも〜と思うのが一般的な感想かもしれません。
でも、一国の大臣、しかも少子化対策の要の人で、公の場の発言ですから、
問題にならない方が不自然ですよね。

しかし、発言者の立場、発言の意図、発言した場の問題以上に、
発言者が少子化問題について理解不足だったことがその後の謝罪の言葉も含めて
大きな混乱に発展した原因ではないかと私は感じます。
少子化の背景と原因は、今までも多くの研究者や厚労省が調査・分析し、
たくさんのデータを出しています。
公の人(厚生労働大臣だけでなく)が、それらのデータを元に話さず、
自分の価値観だけで断言してしまうと、誤解を招くし、混乱を来たすのは当然ではないでしょうか。

とはいえ、個人の考えや価値観と
仕事上の立場や役割での立ち居振る舞い・発言を分けることができるなら、
個人でどのような考えを持っていても問題にならないと私などは思うのですが、
皆さんはいかがお考えでしょうか??

なぜこのような混乱が生じたかというと、報道や政治だけの問題ではないと私は見ています。
こと「性」の問題は、社会文化的、宗教、倫理観、教育観、政治、医療、法律・・・と
どの視点からアプローチするかで、受け止めや評価は全く変わります。
「女性は産む機械」発言の一連の報道を見ていると、そのことが顕著に表れていますね。

だからこそ、セクシュアリティはオモシロイのです(%ニコ女%)

*注:発言がオモシロイという意味ではなく、発言や社会現象を客観的・多面的に見るのが
オモシロイという意味です(%星%)