強姦被害の診察と治療、妊娠と性感染症予防について

5月13日(日) 『こどもサポーター養成講座』 3日目 

「性暴力被害者の診断と治療」 講師:産婦人科医 田口奈緒 先生

「性感染症予防と避妊、人工妊娠中絶」 講師:助産師 岸本喜代子 先生

医療現場の最前線にいらっしゃる二人に、「女性の強姦被害」を中心に性暴力被害の治療とケアについて
とても具体的に実践的なお話をいただきました。

******* ******* *******

性暴力の被害に遭ったとき、ほとんどの人は病院には行かないのではないかと言われています。
あるいは、被害を伏せて診察に訪れているのではないかということでした。
確かに産婦人科は、日ごろから敷居が高いものなのかもしれませんね。
傷の治療は当然ですが、その後に病気や妊娠(女性の場合)の問題が起こる場合がありますので、
私たちの立場では「診察を受けましょうね」と言ってます。
相手から病気を感染させられているかもしれません。
性感染症の予防薬がありますよ。
また女性の場合は、妊娠を避ける方法があります。
緊急避妊薬(中用量ピル)を72時間以内に投与してもらいます。(避妊効果は87−90%)
 産婦人科の診察と治療の詳細はこちらをご覧ください。

もしも、友達や家族に強姦被害にあった人がいれば、
やんわり、強制はせずに、「病院に行こう」と言ってあげてください。
できれば、どなたかが付き添ってあげるといいですね。

ただし、どこの病院でも強姦の診察と治療ができるわけではありません。
まずは「産婦人科」か「婦人科」にお問い合わせしてみてください。
キララにお問い合わせくださったら、ご紹介します。
*阪神間外のエリアの場合は、調べるのに時間がかかるかもしれませんので、
 あらかじめご了承ください。

今はそんな気持ちにならなくても、相手を逮捕してもらいたくなるかもしれません。
その場合も診察時に証拠の採取が可能ですから、
直後なら着替えないで、シャワーも浴びないで、そのままで受診しましょう。
数日後でも診察と治療を受けることは可能です。
後々再被害に遭う危険性があるような場合は、安全を確保するためにも
警察に相談してみることをおすすめします。
警察から病院を紹介していただけることもありますよ。

(%星%) (%星%) (%星%) (%星%) (%星%)

医療機関の方へ

性暴力被害(男女)の診察および治療ができる産婦人科、泌尿器科、小児科、外科等の情報を
お願いいたします。
特に男の子の被害の診察と治療ができる医療機関の情報を求めています。
また、今後、性暴力被害の診察および治療を開始予定の医療機関の情報もお寄せください。

 e−mail:info@npokirala.jp 
 tel:0798−75−6662
 fax:0798−75−6663

ご協力お願いいたしまーす(%ニコ女%)

(%星%) (%星%) (%星%) (%星%) (%星%)