卒業式シーズンですね。

先日、ある中学校の卒業式をのぞきました。

その学校は、少し前に生徒が自ら命を絶ち、その後の警察の捜査などで
一時的に混乱していた学校です。

そんな辛い経験を乗り越えて、卒業式を迎えました。
卒業生も在校生も、涙涙涙・・・で、歌を歌い、言葉を贈り合っていました。
まるでテレビドラマを見ているような、いえ、テレビドラマでも見られないような
そんな一場面でした。

今の子ども達は、感動を知らない、自主性がない、共感力がない、などと言われていますが、
そんなことはありません。
瑞々しさ、思いやり、伸びやかさ、逞しさ・・・ちゃんと持っているし、表現もしています。
そんな子ども達を見て、その子どもが表現しようとしていることを、きちんと受け取れていない
大人側のレセプターに問題があるのではないかなぁーと思いました。

私達大人が、とうの昔に忘れてしまった感性を、今の子ども達もしっかり持っていて、
そして、大人が環境さえ整えれば、表現する力も持っています。
あらためて、思春期の子ども達の感性に触れ、私も生き返ったような気がした、
そんな一日でした。