かわにしの「つどい」に来ておられる有志のメンバーで、
JR福知山線列車事故のときに救助に当たってくださった
工場の方々にお礼を言いに行こうという発案があり
11月9日にそれが実現しました。
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午後1時30分に、献花台への入口で待ち合わせ、
9人で献花台にお花を供えました。
その後、あるメンバーが詳細に調べてくださった
工場のリストと地図を見ながら、一軒一軒
回っていきました。
午後5時45分からは、日本スピンドルさんの食堂で、
お礼をいう会がありました。
24名の被害に遭ったものたちが、
当時救助に当たってくださった方々に
溢れる涙とともに、一言ずつ
それぞれの思いを伝えていきました。
事前にいろいろなかたちでお礼のメッセージを集めて、
小椋聡さんがそれを編集し、手伝えるメンバーが
市民事務局かわにしのスタッフと一緒に印刷、簡易製本をして
かなりいいメッセージ集をつくることができました。
そのメッセージ集は、救助に当たってくださった皆さんへ
感謝の想いのこめられたものとして、
大切に渡していきました。
このメッセージは、読んでいると胸が詰まります。
その中に、人間の優しさ、あたたかさが感じられることで、
かろうじて救われる思いです。
遭ってはいけない、悲惨な事故ですが、
不思議な新しい出会いがあり、
これをどう考えていいのか分からなくなることがあります。
ひとりでは乗り越えられそうもないことでも、
人と人がつながっていけば可能になる。
できることを、みんなで、じっくり取り組みながら
何かの形にしていけばいいのかなと、
そう思うことにしています。
本当の安全とは何なのか・・・。
それが、実現されなければ、あまりにも無念です。
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