2月10日、宝塚ソリオホールで開催された「4・25ネットワーク」
主催のフォーラムへ行きました。体調がまだ万全ではないので、
様子をみながらの参加でした。
前半に、5人の方々の報告がありました。
最後に話された、あの事故車両の乗客だった船津勇希くんは、
「つどい」でも会ったことがあり、また、「市民事務局かわにし」の
コアスタッフともつながりがある青年です。
学生だった彼が、社会人になろうとしている今、この事故を
どう捉えているのか、ぜひ話を聞きたいと思いました。
・この事故との関わり
・安全の定義
・安全と安心の違い
・社会的意識の重要性
こういう論旨で話していかれましたが、彼の視点が、この事故を
社会全体の問題として捉えていることに、大いに共感を覚えました。
公共輸送機関の会社としてのJR西日本だけでなく、現代社会の
持つ競争優位性や顧客満足の追求や利益最優先の現状。
それに対して、現場で働くものへの配慮や、会社のトップや現場との
コミュニケーション・信頼関係の重視、さらに対等に物が言える
社内風土への環境整備の重要性などを語っていたことは、
取り組みへの広がりを感じ、風が吹きぬけたかのようでした。
この若さで抱えるには辛すぎる経験をしたにもかかわらず、
この事故を引き起こした社会的要因や背景にまで考え及べる姿勢。
また、あとでロビーで二人で話していたときに、
『負けたくなかった』と、きっぱり語った真っ直ぐな目。
これからも支援しつつ、共に歩んでいきたいYouthです・・・。