徒然ダイアリー♪二都物語?!(その2)

8月9日(木)は、何年ぶり?は大袈裟だけれど、滅多にない、
一日中予定がまったく入っていないオフ日だったので、
『美学』とやらを専攻している次女と一緒に、『世界遺産ナスカ展〜
地上絵の創造者たち〜』を見に、「京都府京都文化博物館」へ
行ってきました。

その昔、高校生・大学生の頃から、『自主休講』と称して、
京都の美術館・博物館へは、よく一人でぶら〜っと行ったもの
ですが、この博物館は初めて・・・。(元は日銀京都支店とか)
京都の町なかど真ん中にあり、車を運転しながら、京都特有の
細い道の一方通行と、ミズスマシのようにピュンピュン通り過ぎる
自転車だらけの道を、苦労して走破して、やっと辿り着いた
美術館専用の駐車場、そこで、この日、第一発目?!の『唖然』(@_@)

タワー型の駐車場で、横に小屋?があり、ひと気もあるのに、
誰も出てこられないので、扉のようなところまで進んで
待とうとしたら、急に小屋から係員が出てきて、
誠に横柄な対応で、『今、車が出てくるところだから下がって』と…。
狭い、車もバイクも自転車も人も、頻繁に行き交う道を、
そろりそろりとバックして、しばらく待ちました。
先に出る車がタワーから下りてきて出て行ったので、
(また、その後も何の指示もないので)先ほどの位置に進み出て
入れるための扉が開くのを待とうとしたら、
『助手席のものは出て、サイドミラーは閉じてほしいんやけど』と…。
(ちなみにこの係員は女性です)
『後ろから人や車が来ても危ないから、ミラーはカーゴに入れる
直前に閉じます』、『いや、今、閉じてほしいんやけど』と・・・。

連日、京都でも猛暑で、カッカとなりそうなのも分かるし、
そんな条件の中で駐車場での仕事をするのも大変なのは
理解できるけれど、お客に対する対応じゃないだろうと・・・。
京都府京都文化博物館とあるけれど、府立のものなのか?
車の鍵も預かるというので、府直営なのか?と聞いてみたら、
いや財団みたいな、ムニャムニャ〜、ということ。さらに、
指定管理者制度かなにかで?と尋ねたら、明確な答えは
ありませんでした。
京都府としては安く業務運営をまかすことはできても、
こういうサービスでは、来場者からの印象は下がる一方
ではないかと思う・・・。
(※写真は、一階部分にある「ろうじ(路地)てんぽ(店舗」)
(アイディアは面白い!!)

それから気を取り直して、中に入って、四階、三階が会場なので、
じっくりと見て回ったのですが、その展示を見ている間に、
事情があって事務局の電話を携帯電話に転送していたのが、
マナーモードにし忘れていて、静かなスペースで突然
鳴り響いてしまいました。(゜o゜)
慌てて携帯に出て、相手の方にも事情を話しつつ、しかるべき
場所まで出て行こうと小走りに動いている脇から、
展示場のコーナーに座っていた係員(やはり女性)が飛んできて、
『お客さん、出て下さい、出て下さい、早くロビーへ出て下さい』と、
追い討ちをかけるような大きな声で誘導されました。
その際の様子をうまく表現できませんが、また、マナーモードに
し忘れたのもうかつでしたが、ともかく、とてもお客に対応する時の
「それ」ではなかったと思います。

あとで分かりましたが、この博物館は、京都府文化懇談会の
提言を受け、「文化振興のための財団により、効率的で多面的な
文化振興の施策を展開するなど、第3セクターにより建設、運営を
進めていくことが相応しい」として、昭和63年(1988)博物館の完成に
ともない、館の管理及び運営について、財団法人京都文化財団が、
京都府から委託を受けることになったようです。

美術館・博物館の指定管理者制度導入については、
当法人の理事にもなっていただいている中川幾郎先生が
いろいろ詳しく調査研究しておられますが、せっかく
久しぶりの休暇を、遠いところから楽しみに行っているのに、
チョッとした応対で興醒めしてしまい、本当に残念でした。

顧客への対応、すべからく訪ねて来られる方に対して、
どんな時も、相手の立場に身を置いて応対することを、
これからも心がけていきたいと思いました。
自分が相手の立場だったら・・・、この点、市立芦屋病院とは、
全く反対の事例を、京都の博物館で感じました。

しかし、そのあと、すべて帳消しになるような出会いが
京都のまちでもあったので、その後は、とっても心地よく
夏の夕暮れから夜の京都を楽しんできました!
これについては、また、別ブログで!♪