「まちづくり講座」’07:第2講、第3講、第4講

「まちづくり講座」を主催して3年目。
今年度も、川西市まちづくり支援助成を受けて実施、開催中です。
(第1講の記事はこちら

市民が本腰を入れて「まちづくり」を考える際、
知っておかなければ進まないことがあることに気づきました。
そこで、今年度は「川西市まちづくり出前講座」を利用させていただき、
川西市の過去〜現状を知り学ぶ企画を、いわゆる講義形式でなく、
『車座になって学ぶ、語りあう〜』シリーズとして取り入れました。

お蔭さまで、第2講(9/29)、第3講(10/20)、第4講(11/13)と
順調に進んでいます。少し時間が経ちましたがご報告。

第2講は、『車座になって学ぶ、語りあう〜』シリーズの第1弾。
市全体の計画である「総合計画」を本荘室長と大屋敷主幹に、
より具体である「都市計画」や「まちづくり支援」を酒本課長に、
お願いして、それぞれ関連性を考えながら学びあいました。
今年度は、「まちづくり講座」の最終講で、企画書を作成します。
その際のベースとしてこの講座が役立ちますように・・・。

第3講では、川西市の財政状況について、
各所での講演活動もしておられる松木茂弘課長に
お越しいただき、一つひとつは田家主査のご説明で、また、
詳細部分は松木課長が分かりやすくお話くださいました。
「川西は、夕張にはならない!」
お〜、内心それを一番心配していた参加者は、ほっ・・・。
しかし、財政も奥が深いです。もっともっとお聞きし、
みんなで考えたいことがたくさんありましたね。
また、企画したいと思います。

第4講は、「中央北地区」を取り上げ、
これは、今年度「まちづくり講座」の中でも、
色々な意味で意義ある講座でした。
前段は、川西のまちの今後の再開発を考える際に、
まず、今までの再開発を振り返ってみようと、
当時の再開発部長でいらした横島毅さんのお話を伺いました。
後段は、土井理事と津賀主幹にお話を伺いながら進めました。
市民の中でも、さまざまな意味で関心の高い中央北地区。
これは、壮大な年十年もかけての大変な事業になります。
だからこそ、早い段階からの市民参画が望まれます。

この「車座シリーズ」では、本当に参加者が真摯に
学んでおられます。
批判的だったり、対立的だったりすることはありません。
皆さん、市民の立場でできることは何か?
建設的に考えていっておられます。
しかし、熱心さのあまり、他の方の意見を聴きあう姿勢が
時として、崩れてしまうことがあります。
それぞれにご自分の意見を伝えたい思いが先立つのでしょう。
それは、しかし、お互いさまです。
やはり、時間をかけて、多くの意見を聴きあいながら、
じっくりじっくりと進めていくことが大切です。
第1講の久隆浩先生の講座内容を、今一度思い出してみたいものです。