12月9日は、「まちづくり講座」第5講でした。
前半は、帝塚山大学大学院法政策研究科の教授でもあり、
当法人の理事にもなっていただいている中川幾郎先生に
歯に布着せぬ、小気味よいお話で、約90分の講義をして
いただきました。
「協働とパートナーシップを考える 」
−川西市のばあい、何が変わるのか・
何を変えていかねばならないのか−
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なかなか進まない川西市の協働体制。
市長が替わられてちょうど一年、新風を吹き込んでいただきたい
ところです・・・。 真に対等なパートナーシップを築きつつ、
市民にできることは何なのか?
「協働」を空疎なアリバイにしないために(協働原則)
として、中川先生は9つのことを挙げておられます。
(1)対等 (2)相互理解 (3)自主性尊重 (4)自立化
(5)目的共有 (6)相互補完 (7)公開 (8)共に変わる (9)期限
当NPO法人も、諦めず、取り組み続けていってみます。
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後半は、H17年度「まちづくり講座」受講者の
実践事例発表として、植杉軍一さんに、菊炭を使って
コミュニティ・ビジネス的な展開をしておられる
現在の活動についてお話しいただきました。
植杉さんは、退職後の今の生活を心から楽しみつつ
しかも、世のため人のための活動をしておられます。
キーワードは、「好きなことをすること」
若い頃に好きだったことが、結局は残るのでは?
とのことでした。
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お話を伺っていて学ばせていただいたのは、
継続のためのマネジメントも考えておられる点。
ボランタリーだけでない視点は重要ですね。
今後、工芸品としての菊炭が、さらに新たな
商品展開をして世に出ていくような予感がします。
川西のこういう「お宝」の輪が広がっていくといいですね。
「まち」を変えていくのは、やはり、私たちなのです!
そういう時、お役に立ちます、「市民事務局かわにし」♪
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お蔭さまで、今回もいい講座になりました。
みなさま、本当にありがとうございました。
帰り際、今日の会場だった市役所7階から
初冬の夕暮れの川西のまちが見渡せ、
それが静かで平和で美しく、印象的でした。
充足感と清清しい気持ちで、会場をあとにしました。
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