12月26日は、大阪の綿業会館という由緒ある建物を
会場として、第3回「都市再生塾」の講演会がありました。
今回の講師は、東京大学先端科学技術研究センター、
都市環境システム分野 教授でいらっしゃる大西 隆先生。
演題は、「逆都市化時代〜人口減少期のまちづくり〜」、
3部構成でのお話でした。
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◆逆都市化時代
◆都市の二極分化
◆まちづくりの展望
・漂流する田園
・拡散する都市
・都市の再編と再生
・ガバナンスの再編
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後段での具体的な都市事例を基にしたお話は
興味深かったです。
現在の「まちづくり」は、手足から知恵へと
参加の進化を辿っている。
足による投票は、好む自治体への移住。
手による投票は、首長・議員を選挙、政策選択。
知恵による投票は、参加型で政策形成。
知恵の実現へ、公的事業を自ら実施していく。
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当NPO法人のリーフレットには、地域の方がたの
「心の投票」によって、私たちの活動を支えてくださいと
書いています。つまり、住民自らが、自らの意志で、
自らの資金を、その地域で社会貢献していく組織に投じて、
バックアップしていくという意味です。
先生も最後に市川市の市民活動団体支援制度の条例を
引き合いに出しておられました。
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従来型の発想で行ってきた施策や事業が、
まさに今、行き詰りつつあり、これからは、
しなやかで、柔軟で、変幻自在な発想に基づく
「まちづくり」が求められている。
時代は、そういう方向へ動いており、
その流れは、もう止めることはできない、
ということでしょうか・・・。
このような素晴らしい機会をいただけるのも、
当法人の横島 毅理事のお蔭です。
お手伝いをしながら勉強させていただいています。
当法人は、中間支援NPO法人ですが、
定款にもあるように、理事長からしても、明らかに、
まちづくり系中間支援組織ですね?!
※素晴らしい建物については、別ブログで・・・。
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