「市民事務局かわにし」では、毎月1回、第3木曜日に
大人の井戸端会議(?!)みたいな、テーマなしで自由に
語らう、ラウンドテーブル交流会をしています。
でも、一年に一回、4月だけは、この沿線地域を
巻き込んだJR福知山線列車事故を忘れない意味で、
「つながりカフェ」〜4月25日を忘れない〜を開催します。
今年も、色々な立場の方々がご参加くださいました。
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この場では、メディアの方々も一参加者として、
考えたこと、感じたことなどを語ってくださいます。
ブログライターも時々取材を受けますが、
以前から、メディアの中での4月25日は、
どんな位置づけなのだろう・・・?と思っていたので、
今回は、その「?」に添って、記者の方々の
お話を伺いながら、話が進んでいきました。
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昨年もそうでしたが、記者の方々も、色々な
ご苦労があるのだなぁ・・・と思います。
バランス感覚は、どの立場でも必須・・・。
ただ、NPO活動に身を置くものは、いつも「新しい公」を
意識して活動しています。メディアの方々も、「NEWS」
となるものだけでなく、事故後に生まれてきた、この新しい
「コミュニティ」の存在にも着目していただければと思います。
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「市民事務局かわにし」が取り組んできたことは、
交流の「場」を創り、継続開催してきたことです。
しかし、その根底に流れている「哲学」を
理解いただければと思います。久隆浩理事長が最後に、
「なぜこの事故が起こったかを考え、もっと根底にあるものを
変えていかなければならない」と言っておられました。
深く、静かに闘い続けているとも言えるでしょうか・・・。
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それから、この日は最後に、市役所前広場で、
キャンドルリレーをしました。この開催には、
フレンズ川西さんの多大なるご協力があります。
また、場所提供についても川西市のご理解・ご協力を
いただきました。ろうそくの揺れる炎をみていると、
こころが不思議に落ち着いていきます。
慌しく過ごしてしまった4月25日・・・。
「送り火」のような気持ちで、107の御魂の冥福を祈りました。
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