来週末からしばらく、週末に行事が入ってくるので、
「天気はイマイチなれど、行くなら今日だ!」と、
10円玉でお馴染みの平等院とその界隈へ行ってきました。
パートナーも私も関西人ですが、宇治へは初めて・・・。
1994年にユネスコの世界遺産に登録され、鳳翔館という
立派なミュージアムもでき、その他各種設備も整って、
人的サービスや案内(殆ど女性)なども親切でした。
ほうぼうに置かれていた蓮の鉢植えが、梅雨時に効果的・・・。
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駐車場に近い南門から入ったので、平等院を後ろ側から
見ながら表(おもて)へ回っていく感じに・・・。
「意外とこじんまりした建物なんだ・・・」が第一印象。
「宇治の辺りは、当時は別荘地のような所だったのか・・・?」
やっぱり・・・。元は、藤原道長の別荘だった建物を、
息子の宇治関白藤原頼通が寺院として改めたものとのこと。
CGで見ると、絢爛豪華で鮮やかな色彩の建物だった
往時の様子がうかがえますが、現在は、これからの維持管理の
大変さが容易に想像できる状況です。
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蕾をつけた蓮の鉢植えの緑や、遠景に見える、
仏徳山(大吉山)の連なりの山々の緑が、
梅雨空のどんよりした灰色の空に映えて美しいです。
(小雨がパラパラするお天気ながら参観者は少なくない)
鳳凰堂内部拝観には、入場料に別途300円が必要ですが、
50名になり次第、20分毎に案内つきで入ることができます。
内部に入る際、靴を脱ぐ場所を自分で番号を選んで脱ぎます。
この方法、合理的で面白いなァ、誰が考えたのかなァとパチリ・・・。
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そのあとは、表門から出て表参道をブラブラ・・・。
どこを歩いても、「まちづくり」的ウオッチングの癖が・・・。
昔の風情を残しながら、適度に今っぽくて、いい感じです。
面白いのは、土曜日の午後2時ぐらいなのに、雨のせいか、
早々と「きょうは閉店しました」の札が増えていくこと。
ガツガツしない、おっとりとした「ゆとり」を感じました。
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その中で、表門すぐのところにある、邸宅の一部をカフェにした、
「あづまや」さんという所でチョッと休憩。
本当にお家の応接間をそのままカフェルームにした感じです。
トイレなど、ひょっとしたら今もお住まいのご家族と共用かも・・・。
同窓生企画のバスツアーで行かれた大先輩の「よかったよ〜」との
アドバイスを信じて?!あまり下調べもせずに訪れた宇治界隈。
こういう時は、五感、第六感も総動員で、歩いていきます。
“あたり”をつけた和菓子屋さん。お茶団子とお干菓子を買いました。
帰宅後、創業300年ぐらいになるお店だと判明!美味!!!
宇治界隈のこのゆったり感、今まであまり知らないタイプ・・・。
このあと、もう一つの世界遺産の宇治上神社、源氏物語
ミュージアムへと行きました。
⇒to be continued below ↓
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