NPO法人暴力防止情報スペース・APISが主催の
「Living library Osaka 〔多様性に出会うin Osala〕に
参加してきました。
大阪のドーンセンターでありました。
住まいのある川西市は豪雨でしたが、
大阪のお天気はどうかと気になるところでした。
幸いに曇りでした。
「生きている図書館」とは
本も辞書の生きている人で、
読む人、司書、運営者も人。
全てが生きている人でできていいます。
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ライターも「生きている本」として参加しました。
本になる人は多様な方々です。
元裁判官・イスラム教徒・フェミニストカウンセラー
難民・元市議・主婦など。
本にはちゃんとタイトルがついています。
読者はタイトルを見て借りに来られます。
本を借りる読者が来られたら、
一緒に本を読む(読まれる)スペースに移動します。
そこで、話を進めていきます。
話の内容は考えているのですが、
そこは生きている本ですから、
読者の関心や反応に応じて一度限りの話になります。
文字で書かれた本とは異なるところです。
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実際に向き合って話を聞いていただくことで
「そうだったのか」と理解していただけたことを
うれしく思いました。
本である私自身も読者に伝える中で、
いくつかの気づきがありました。
日常生活でも色々な方との出会いがありますが、
面と向かって、「実際のところ」を聞くことは
なかなかできません。
本になっていることで、その本の内容を
聞くことがきます。わからないことは質問もできます。
そこに真実を見ていただくことができるのではないでしょうか。
主催されたAPISのスタッフのみなさんも
非常に配慮のいきとどいた運営で
本になる人もリラックスして過ごすことができました。
日本ではまだ始まったばかりの取り組みのようですが、
人と向き合い理解しあえるとてもよいプロジェクトだと思います。
広がっていくことを期待しています。
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