昨日は、午前中に旧青垣町(現丹波市)の「神楽の郷(しぐらのさと)」へ、午後は但馬県民局主催の「さわやかトーク」(於:但馬長寿の郷(養父市))におじゃましました。

 「神楽の郷」では、H14の県の多自然居住重点推進地区の第1号指定を機に、様々な都市農村交流を進められてます。現在、500世帯程度の地区ですが、ここ10年で外部から51世帯の入居があったようです。すごい! でも、出ていく方が多いとのこと。

 「限界集落になってしまってからではどうしようもない。そうなる前に手を打たなければ。ここ10年が勝負! 住民の誇りの空洞化が心配。」という理事長のお話が印象的でした。理事長はアイデアマンです。「交流を促進するにはそこそこ質の高い文化を提供しなければいけない。」と新たなことを次々と企画されているようです。その代わり「失敗も多いです」と。失敗から得るものも大きいのでしょう。

 「さわやかトーク」は地域活動をされている方と知事との意見交換の場で、今回のテーマは「たじま田舎暮らしの推進」でした。

 モデル集落の久斗山(新温泉町)から区長と農産物加工組合長が参加された(いつもお世話になっています)ほか、UIJターンにより田舎暮らしを実践されている「たじま田舎暮らし実践者交流会」の皆さん10名も参加されました。

 皆さんに共通して言えることは、「このままではいけない。なんとかしないといけない!」という熱い思い。「できることからやってみよう」と実践されています。一旦、外に出たことで、より郷土愛が強くなっているように感じました。