多くの中山間集落でお聞きする話に鳥獣害があります。イノシシやシカ、サルなど。
地元の方が一生懸命作られた農産物等を食い荒らしてしまう。
今日は実山(サネヤマ)の猿害について、書きます。
実山は香美町小代区にあります。香美町には1群なんですが、サル郡がいます。これがタチが悪いようで、ご家族やお孫さんのために一生懸命作った農作物を食べてしまうのです。地元の方にとっては、生きがいも奪われるようなものです。
そこで、来年度、国等の制度を活用し「サル柵」を設置する予定です。小代にはサル追い犬(サルを追っ払う犬。特別な訓練が必要な訳ではなく、人間への絶対服従を教え込むようです)もいるんですが、数が足らないようです。
「設置は地元のもんでできる」とおっしゃるんですが、それをを外部の人に手伝ってもらって、ちょっとした交流ができないかな、と考えています。ついでに、猿との戦いの歴史を都市住民に語ってもらったり。
先日も、石川県でサル対策に関わってこられた方とお会いしました。この提案にも関心を示していただきまして、若者を連れて行くこともできますよと好感触。
うまく進めていきたいなぁ。地元にとって、外部の人を受け入れてくれるかどうかという問題はありますが、やっぱりchange。昨日の薬王寺の話ではないですが、よその人が来るということで何かしよう(もちろんできる範囲でですが)という意識の変化が起こりえるのではないでしょうか。
県には「森林動物研究センター」もあります。そういったところとも連携し、楽しみながらサル対策をしていきたいものです!
なぜか懐かしく感じる実山の風景です。