「露地物市場」集落紹介シリーズ(その3:最終回)

潮芦屋の露地物市場に出店する集落紹介。今日が最終回です。

 今日は、淡路島から来ていただく2地域、「長沢(淡路市)」と「生田(淡路市)」についてご紹介します。どちらも淡路市の中央に位置します。どちらもムラから山と海が見える素敵なところ。でも、どちらのムラも、児童数の減少で、この3月で地域の小学校が閉校になる予定です。

 長沢は旧津名町、生田は旧北淡町にあるんですが、隣どおしのムラなんです。隣どおしとは言え、旧町が違うということもあって、あんまりムラどおしの交流はなかったとのこと。でも、元気作戦の取り組みがきっかけで少しずつつながりが出来ています。
 今回の潮芦屋には、どちらのムラも「のぼり旗」を作って持って行くのですが、長沢曰く「生田さんから安い業者を教えてもらった」とか。どんなのぼり旗を作られたのか楽しみです。

〜長 沢〜

【場所は?】
 神戸淡路鳴門自動車道「北淡IC」から南東に7km、「津名の奥座敷」ともいわれる風光明媚な場所です。長沢は6つの集落からなります。いずれも同じ小学校、保育園の区域にあり、またそれぞれの集落形態も類似しているため、集落どうしの結びつきが強い地域です。

【どんな地域ですか?】 
 地域資源はいろいろあります。引尻水車小屋(明治初期から現在まで、集落の財産として管理・保存)や長沢のトンネル(このブログでも紹介しました)、自然や景観(東山寺大根、さつま芋、蛍、星、棚田など)など地域資源が豊かです。

パソコン、カラオケ、料理など各種教室、環境美化運動、朝市の開催や長沢アートパーク事業(外国のアーティストによる木版画の制作。今年で12年目)、コミュニティバス事業(長沢〜志筑の市街地を1日3便運行。年間約5,000人が利用)など地域活動も活発です。

コミバス:運転手は地域の方々が交替で行っています。

〜生 田〜

【場所は?】
 「北淡IC」から約4㎞。山間に広がる農村地域に民家が点在しています。丘陵地にあるせいか「空が広い」印象があります。

【どんな地域ですか?】 
 地域内には、「生田大坪」「生田畑」「生田田尻」の3集落が存在しており、昨年度より3集落による「生田地域活性化協議会」を創設しました。
 遊休地も増えていることから、ソバの栽培を始め、地元産100%の生そばの生産や古代米(みどり米)の栽培を行っています。潮芦屋にも持って行きますよ。秋には「ほたるの里そば花まつり」を実施しています。

一昨年の「ほたるの里そば花まつり」 そばの花がかわいいですね。