昨日のブログのとおり、今年度、モデル集落を10個追加しました。
今日からは「追加モデル集落紹介シリーズ」を始めますよ! 今日は、その中の一つ、香美町の高坂(たかさか)集落をご紹介します。(「地名の由来を調べるシリーズ」はちょっとお休みします。)
【集落の位置と特徴】
香美町の南西部、国道9号線のハチ北口から西に約2.4km。標高1,039mの瀞川山を背に、その南東に面する比較的緩やかな斜面に位置し、集落の下には棚田が広がっています。夜明けの風景はめっちゃきれいらしいですよ。撮影に来る人も少なくないようです。いっぺん行かんといかんな。
標高は約550mで、香美町の中で最も高い場所に位置します。雪は多くって、平年でも1.5m、年によっては2〜3mの積雪があるそうです。
地名の由来は、山麓の高地にあるから「高坂」!
【集落のお宝】
○「高坂のヤブツバキ(2本)」は地域のシンボルとして親しまれています。県内第2位と第3位の巨木と言われています。
○農作業は65〜80歳代が中心。自家消費用の農作物を作る程度です。年々耕作放棄地が拡大していますが、古くは大糠、森脇と並び「七美の三大田圃」と称され、村岡藩の穀倉であったそうです。現在も棚田の景観を維持してらっしゃいます。
○集落の中心にある「高坂神社」は1200年の歴史があり、火の神と言われています。五穀豊穣を願う「火祭り」(束ねた藁を燃やし、燃え残しを奉納する)が現在も行われています。
○太鼓を叩きながら各世帯を回る「練り込み」も継続されています。
【区長の思い】
「これまで村づくりについて考えたこともなかったが、元気作戦をきっかけに村づくりについて住民みんなで考えてみたい。高齢者が多いので無理なく進めていきたい。」
住民のみなさんと一緒に考えていきましょう。
写真:「放棄田」ならぬ「放棄車」だな いつからあるのかな。