追加モデル集落紹介シリーズ(上八代編)

今日は、朝来市の上八代(かみやしろ)集落をご紹介します。

【集落の位置】
○朝来市の北西部、養父市との市境に位置し、主要地方道養父朝来線沿いに民家が点在する山間の集落です。

○播但自動車道の朝来ICから10分程度です。姫路からなら1時間くらいで着きます。八代坂トンネルの開通により、関宮、村岡方面への抜け道として交通量が増えています。

【集落の特徴】
○地域資源としては、王崎神社や高野山真言宗常音寺があります。王崎神社は約1500年前に建立されたと言われ、神木を結ぶしめ縄は毎年集落住民により取り替えられています。

○かつては神社の祭りもあり、子どもたちによる奉納相撲も行われていました。

○「上八代」の南には「八代」という集落があります。「八代」という地名は「社」の意で集落内にある足利神社の門前であったことによるとのこと。

【これまでの取り組み】
○棚田交流事業を10年以上継続してらっしゃいます。岩津ネギやイモの栽培のほか、溝掃除や草ひきなどを実施しています。
「段取りは疲れるが、都市部の人が来てくれると少しでも地域が明るくなる。」とのこと。

○最近、かつて棚田交流していた方が近隣へ移住してきたとのこと。嬉しい成果ですね。

○「体育の日」には集落内の広場で秋祭り(コスモス祭り兼地域の運動会)が行われています。集落からはほぼ全員が参加。棚田交流人やふるさと青年協力隊のOBも参加し、交流が行われています。

○年末年始には、村総出で山斜面にクリスマスイルミネーションを施しています。村を出て行った若者も帰省を楽しみにしているようです。

【地元の方のお話より】
「集落行事の中心はいつも同じメンバー。高齢者が多く難しいが、若い世代も一緒になって、全体で村づくりを進めていく必要がある。」
 続けてやっていける仕組みを一緒に考えていきましょう。

※「小規模集落元気作戦ポータル」にも集落の概要を載っけています。是非、ご覧ください。