6/11(木)、黒川(朝来市)の懇談会に参加しました。内容は、地域内で実施している「キッズラボ」をどう進めていくかという打ち合わせでした。
「キッズラボ」は今年で3回目を迎え、小学生を対象とした4泊5日の自然研究会です。地域が一体となって取り組みを進めていこうとしているところです。今年は8/5(水)〜8/9(日)を予定しています。
この日の打ち合わせの会場は、「日本ハンザキ研究所」(所長:栃本武良さん(元姫路水族館館長))。もとは黒川小中学校です。昭和60年に廃校になり、現在では「オオサンショウウオ」の研究拠点となっています。オオサンショウウオの口は頭の半分くらいに裂けてるでしょ。だからオオサンショウウオは「ハンザキ」とも呼ばれるようですよ。
ここには、市川上流等で保護されたオオサンショウウオがおよそ100匹います。中には京都でみつかった外来(中国)種のオオサンショウウオもいるようです。自然に放っておくと、混血してしまい天然記念物である純血のオオサンショウウオの生態がくるってしまうとのこと。
現時点では寿命もよく分からないそうです。少なくとも人間よりは長いようです。卵からかえった幼体が少し大きくなったらマイクロチップを埋め込みます。「いつ、どこで生まれた」などといった情報を埋め込み、死んだときにやっと寿命が分かるとのこと。館長は「次の研究者の代になるなぁ」とおっしゃってました。
ここはちょっとした水族館です。定期的にイベントも行っていますので、興味のある方は参加してみてください。
「オオサンショウウオ」のあかちゃんです。両生類なんでエラがあります。
外来種
日本種。日本種の方が体も模様がくっきりしているとのこと。確かにそうだ!