祭りは日没後なのですが、準備の時からお邪魔して、祭りで使うワラ束づくりをさせて頂きました。
*写真:名人は、さっさと形よく縄を編んでいきます。
ワラ束は、頭の部分に石ころを入れて、縄状に編みます。それにまたワラ束をくくりつけて完成です。(しまった。作るのに夢中になって、完成品の写真を撮り忘れた。)
このワラを縄状に編むのが難しい。
編み方は、両方の手の平で挟んで、擦り合わせるようにして編んでいきますが、これがなかなかきれいな縄の形になってくれません。
それから軽トラにワラを積んで、村はずれの高台にある支柱の先にワラをくくりつけに行きました。
祭りは、区長さんのあいさつから始まりました。
辺りも暗くなってきて、いよいよ祭りの本番が始まります。
みんなで歩いてワラをくくりつけた支柱のある高台へ向かいました。
それからどうするのかと思って見ていると、次々に火をつけたワラ束の縄の部分を持って、支柱の先のワラを目がけて投げ上げ始めました。
そうです。高坂の火祭りとは、火がついた「玉入れ」なのでした。
そのうち、誰かの投げたワラ束が支柱の上のワラに乗っかり、そして支柱の上のワラは燃え落ちました。
ワラ束を投げるのは、主に中高生たちですが、天下御免の火遊びで、とても楽しそうでした。
元々は毎年7月24日に行われていたそうですが、若い人たちが参加し易いよう最近は7月20日頃の休日に行うようになったそうです。
今回、初めて見させていただきましたが、気持ちも燃えるお祭りで、町外に出ている人たちも帰って来られていて、とても賑やかで、今日ばかりは限界集落ではありませんでした。
by ハイラム・ビンガム
火祭りをする高台からみた高坂集落です。
火のついたワラ束を次々に投げ上げます。
支柱の上のワラに火の玉が乗っかりしました。
ついにワラが燃え落ちました。