兵庫県では「小規模集落元気作戦」と「ふるさと自立計画推進モデル事業」を両輪として、集落存続に向けて条件の厳しい地域、多自然居住地域の地域活性化に取り組んでいます。
日夜、小規模集落元気日記を書き込むティーさんが昨日から不在のため、本日は私がこちらに書き込みましょう。(%ひよこ%)
あちらこちらの地域でも問題化している廃校跡地の活用問題。多くは、地域のコミュニティ施設や特産品展示・販売施設なんかに活用されているようですね。後は、小学校から通信制の学校とか。北海道では、トラクターの展示場なんかに転用されているケースもあるようですが。(%ショック男%)
今回は、製造工場として利用されている珍しい事例、兵庫県の北部、養父市の取組です。
養父市もご多分に漏れず過疎化、少子高齢化により廃校が急増。山間部に位置し、製造業を誘致するためにはまとまった土地が不足。今回の旧西谷小学校のある養父市大屋町筏地区も、地域を支えた基幹産業である林業が衰退し定住人口も減少・・・という状況でした。
地域が抱える問題を企業誘致のチャンスへ、と発送を転換。(%晴れ%)
8つある小学校跡地を何とか活用しようと企業誘致に取り組んだところ、自然豊かな環境が食品メーカーにとっては魅力の一つとなり、地域と企業のニーズが一致。
市は企業に建物は無償で、土地は有償で貸与。
企業は、体育館を製造施設に、校舎を瓶詰めの作業ライン、事務所等に改修。
既に一部創業を開始し、地元雇用も生まれています。
市の担当の方にお聞きしますと、8つあった小学校跡地のなかでもこちらの西谷小学校跡地は交通アクセス等の条件が他よりも悪く企業進出も厳しいのでは、と考えられていたところ、進出した企業が決め手としたのは、建物が新耐震構造であり改修が容易であったこと、天井高の高い体育館が大きなタンクを必要とする業態にあったこと、広大な運動場が利用出来ること、豊かな自然が食品会社のイメージにあったこと、とのことでした。(%ニコ女%)(%ニコ男%)(%ニコ女%)
小学校前の道路は幅員も狭く、市ではマイナス要素ととらえていましたが、通過車は川向こうの県道を利用し、学校前の道は交通量がひじょーーに少なく、トラックが通れないのではなく、注意して通ることによりかえって交通事故の可能性は少ないと大きなマイナスにはならなかったようです。(%ショック男%)
また、企業代表者の、企業は地域のためにあるべし、という信念が大きかったようですね。
小学校の廃校は結構数もあるのですが、敷地や建物が大きすぎるため、実際には活用が難しいのですが、今回の事例は一つのヒントになるのではないでしょうか。(%ひよこ%)
こちらもご覧ください。
−ふるさと自立計画日記− 「廃校に工場の灯りを〜養父市企業誘致プロジェクト」
(%エンピツ%)(%エンピツ%)兵庫県がお送りします姉妹ブログ「ふるさと自立計画推進モデル事業」もよろしく。(%エンピツ%)(%エンピツ%)
「小規模集落元気作戦」は『都市と農村の交流・連携』をキーワードにしていますが、
「ふるさと自立計画推進モデル事業」は『未利用・放置されている地域資源の利活用による自立のための計画づくり』を通じて地域の活性化を目指します。
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くろ